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【もっと楽しいフィリピン】ティンバオン集落で新築工事(2)ーサマール島カトバロガン
配信日時:2018年12月31日 9時15分 [ ID:5410]
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2018年12月31日、新鮮な魚介類が美味しいサマール島カトバロガン。中心から50分ほど離れたティンバオン集落で、簡素な住宅の新築工事が行われている。ドゥテルテ大統領の誕生以降、急速に治安が改善され経済も好調になっているため。住宅の着工戸数が増えており建材店も繁盛している。
幹線道路から、路地に入りトライシクル(3輪バイク)で10分ほど、そこからは、徒歩で400メートル5分の距離にティンバオン集落はある。各家に水道は完備しておらず、1本の水道を30家族が共用で使う。シャワー代わりの水浴びもこの水道が頼りだ。飲料可能な水道で、煮沸しなくても大丈夫だという。この水場からはいつも元気な笑い声が聞こえる。
この地域で簡素な住宅を新築する場合、日本の工務店のようなものは存在しない。知り合いの大工さんに頼んで家を建てるのだ。事前に予算管理することは難しく、工事の進行状況を見て、大工さんに指示された材料を建て主が建材店で買い求め届けてもらう。10月16日に工事が始まりこれまでに370,000ペソ(約80万円)の経費がかかった。大工さんの日当は500ペソ、アシスタントは400ペソ。毎日作業終了後に手渡すのがルールになっている。また、昼食や休憩タイムのスナック・飲み物も建て主が用意する決まりだ。予算が少なければ、耐久性は落ちるが鉄筋の本数を減らすなどの調整も相談できる。設計図はなく進行しながら考える方式だ。
また、お金ができたときに少しずつ新築工事を行い、2年かけて完成するようなケースもある。いろいろなことが自由なフィリピンならではの柔軟性だ。
この簡易住宅は、コンクリートブロックを利用し縦横に鉄筋が入っており、この地域では高級住宅のジャンルに入る。トタン屋根(黄色)の工事も終了し、内壁へのモルタル工事も完了。1つ4000ペソ(約9000円)の窓ガラス(枠付き)を4つ発注した。当初は年内の完成を目指していたが、悪天候や、大工さんの確保が出来ない日もあり、完成は2019年1月中旬になりそうだ。(工事着工から3カ月)
最寄りの空港・レイテ島タクロバンからは、車で約150分。素朴なフィリピンを感じられる地域だ。
【編集:WY】
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