TODAY 2025年12月21日
フィリピンのニュース
廃品回収で生きるマクタン島の子どもたちと、日本人ボランティアの絆
配信日時:2023年4月2日 10時00分 [ ID:8805]
写真をクリックすると次の写真に切り替わります。
2023年3月、マクタン島のスラム街で、廃品回収に励む子供たちがいる。彼らは学校が休みの土曜日や日曜日に、お母さんと一緒に各家庭を回って不用品を集める。缶やプラスチックなどを売って得たお金は、学費や食費に充てられる。彼らは暑さや重さに耐えながら、一生懸命に働く。
そんな子どもたちに、日本からの支援が届いた。竹さん・テツヤさんの、熊本グループというボランティア団体が、洋服や靴、マホービン(水筒)などの日用品を送ってくれたのだ。これらの品物は、マクタン島に住む日本人の「木曜会」メンバーが、スラム街の子供たちに配布した。
子どもたちは、新しい服や履物をもらって大喜びした。ママや女の子は、スーパーや教会に行くときに着飾って出かけた。マホービンは、学校に持って行って水分補給に役立てた。壊れたパソコンは、使えそうな部品を取り出して廃棄した。
「木曜会」メンバーの尾田慎二さんは、「フィリピンは貧富の差が激しく、最も厳しい生活を強いられているのがスラム街の人々です。私たちは細く長くボランティア活動を続けていますが、日本からの支援はとてもありがたいです。子どもたちに笑顔を見せてもらえることが、私たちの励みになります。ただ、コロナ後ボランテアグループは少なくなってきていて残念です」と話している。
熊本グループからは、「日本で使わなくなり処分に困るような物でも喜んで使ってくれる現実に戸惑いを感じます。世界は広く様々だと判っているつもりですが、こうした実態を経験してみないと心底分からないのかもしれません。個人の集まりでボランティア活動を継続している皆様は親善大使だと思います。ありがとうございます」とのメッセージが寄せられている。
マクタン島のスラム街で、廃品回収に励む子どもたちと、日本からの支援者たちとの間には、深い絆が生まれている。彼らは互いに敬意と感謝の気持ちを持ちながら、困難な状況を乗り越えようとしている。
【編集:LF】
|
|
|
|
<< 関連記事 >>
フィリピンの新着ニュース
フィリピン旅ベストシーズン12月~2月! 「フィリピンフェスティバル2025」を振り返って!
[ 2025年12月2日 9時00分 ]
NHKラジオもレポート『フィリピンフェスティバル2025 代々木公園で、11月30日も開催! 』
[ 2025年11月30日 9時00分 ]
セブ・パシフィック航空、関西ーフィリピン・クラーク線 26年に新規開設へ! 週4便を予定
[ 2025年11月28日 20時45分 ]
【夢紀行・セブ】時が止まる島、カオハガン 奇跡の白い砂浜と「日本人ファミリー」が守る楽園
[ 2025年11月28日 10時00分 ]
フィリピンの魅力を「体験」、代々木公園で 11月29日・30日 フィリピンフェスティバル開催!
[ 2025年11月28日 7時00分 ]
セブ空港で「ドライマンゴー」が最強の健康土産として再注目される理由
[ 2025年11月26日 9時00分 ]
あの「暑い屋外移動」が消滅! セブ空港が専用通路で劇的進化。専用審査で混雑知らず、最強リゾートハブへ
[ 2025年11月25日 14時00分 ]
人気ニュースランキング
[ フィリピン ]
歴史ある邦字紙の看板を悪用、フィリピンでの400億円投資詐欺事件
【実録・セブ島直撃】復旧後の「光と影」台風25号が炙り出したフィリピンのインフラ課題と災害意識
フィリピン・ペソを高レートで両替したければ、空港で各店を比較してから! 1万円の両替で250ペソの差
その他の国の最新ニュース
タイ [ 2025年12月15日 9時00分 ]
ベトナム [ 2025年10月12日 10時30分 ]
ミャンマー・カンボジア [ 2025年11月13日 7時00分 ]
ラオス [ 2025年12月20日 7時00分 ]
国連・SDGs [ 2025年12月15日 7時00分 ]
マレーシア・シンガポール [ 2025年12月8日 14時30分 ]
インドネシア [ 2024年1月17日 11時00分 ]
インド [ 2025年10月24日 16時30分 ]
ワールド [ 2025年12月19日 10時00分 ]