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【タイ】ジャングルの中に旧日本軍が発見した秘境の温泉
配信日時:2025年11月14日 8時00分 [ ID:10557]

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熱帯の密林の中にひっそりと佇む温泉(そむちゃい吉田撮影)

 第2次世界大戦中の歴史的な悪名高い泰緬鉄道の工事が進められていた1942年。キャンプ設営地を探してジャングルを探して歩き回っていた際に、渓流沿に湯が湧き出ている場所を発見した。その後、日本軍はその地を保養地としてコンクリートで浴槽を作り湯治場として整備したと言われている。

 温泉の温度は、30〜40度と比較的ぬるめだが、熱帯気候には適していると言われている。現在は、ヒンダート温泉として、タイ国内外からの観光客が訪れていて、大小の温泉プールが整備され、冷たい水が流れる横の渓流にも浸かれるようになっている。

 クウェー川鉄橋が世界的に有名な観光地となっていて欧米人観光客が多く訪れている陰で、中心部から約120km離れていることもあるためか、ひっそりとした密林の中でタイ人家族が渓流と温泉を交互に浸かっては、のんびりとリラックスしていた。温泉とはいうものの、ここでは衣服や水着を着用して浸かることが求められている。裸になることは禁止されている。また、足湯だけを楽しむ人も多い。周囲は公園として整備されていて、敷地内には更衣室やシャワー、タイマッサージも併設されている。


ヒンダート温泉入境料
 外国人大人60バーツ、子ども20バーツ
 タイ人大人20バーツ、子ども10バーツ

 カンチャナブリー市内から約120km。近くまでバスが通っているものの、降車後2〜3km歩くことになる。また泰緬鉄道の終着駅ナムトクからは、さらに車で30分ほどかかる。どちらも市内から2〜3時間ほどかかる。そのため、タクシーやレンタカー、またはバンコクや市内の旅行代理店が手配するツアーで訪れるのが良いだろう。取材に行った時は、外国人が来たのは久しぶりだったらしく、外国人料金がわからなかったらしく係員が右往左往していた。


【取材:そむちゃい吉田】

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