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デモ隊による混乱もなく、タイ国内のイベントが順調に開催される
配信日時:2014年2月2日 0時00分 [ ID:111]

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2014年1月30日、ピクン寺の特設ステージで開催された歌謡ショー。

2014年1月30日から2月2日にかけてタイ各地では中国正月の行事が開催された。

バンコク都の中華街ヤワラー地区では1月31日から2月2日にかけて通りを歩行者天国として、様々な催し物が繰り広げられた。

1日午前中には反政府デモ隊が行進することを表明していたため、周囲は緊張につつまれていたが、ステープ元副首相を先頭に赤い中華服に身を包んだ一行は、チャルンクルン通りを行進。混乱を引き起こすこともなく、昼過ぎにはほぼ全てのデモ隊がルンピニ公園に向かっていった。

また、1月30日、バンコク西部郊外タリンチャン地区のピクン寺では、祝賀行事とあわせて縁日が催された。中でも連日有名歌手を招いて行なわれた歌謡ショーは、多くの地元住民らで賑わっていた。この日招かれたのは、グラミー所属のルークトゥン歌手ラチャノック・シーロパンさん。南部出身の彼女だが、ステージ上では反政府活動などには一切触れることもなかった。数々のヒット曲を歌いながら、「中国正月を一緒に楽しく過ごしましょう」と語りかけながら、40分ほどを集まった観客を魅了した。

そして、ステージが終わると次の公演地である東部のチャチェンサオ県へと足早に去っていった。期間中、タイ全土で多くの行事が行われるため、人気歌手ともなると一日に4、5か所を掛け持ちして、分刻みで移動。日中はデモ隊の影響で一部を迂回するなどしているというが、夜ともなれば影響は感じないという。

タイ各地ではこの後も一連の行事が数日間続く。また、乾期でもあるこの時期、寺院を中心にタイ全土で同じような歌謡ショーが行なわれており、デモ隊による混乱はまるで別の世界での出来事となっている。


【取材/撮影:そむちゃい吉田】

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