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タイの国立大学で教える芸術家の作品に注目が集まる。近々、日本の美術館でも展示予定
配信日時:2014年2月25日 1時00分 [ ID:189]

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国立のキングモンクット工科大学で教鞭をとり、芸術家でもあるアリヤ氏。

タイのキングモンクット工科大学ラカバン校建築学部で教鞭を取っているアリヤ準教授は20年以上も斬新で魅力あふれる芸術作品を生み出している。2014年2月24日、複数のタイメディアがアリヤ氏の業績を紹介した。

「自然の秘密」芸術作品展では、アリヤ氏がステンレスとチタンを使った作品を展示し、自然の繁栄および自然と生命の密接な関係を表現している。例えば、蓮という生命の痕跡が、生命が創造する美の形態を表現している。

自然は驚異に溢れているが、常に目の前に曝されているわけではない。そこで、自然の持つ美や由来に触れたければ、対象をただ眺めるのではなく、どのような美や構造が隠されているかを観なければならない。私はそこからインスピレーションを得て具現化しているのだ、とアリヤ氏は語っている。

今回の作品は日本のある美術館で展示されることが決まったアリヤ氏の代表作。アリヤ氏の作品は現代芸術の中でも斬新で魅力に溢れ、他の芸術とは一線を画している。

ステンレスをチタンで被膜させる技術があり、チタンが酸化すると、緑・赤・紫・ピンク色など様々な光沢色を作り出す。花や葉を見ると、単色ではなく、違った角度から観ると、異なる色彩を見せてくれる。自然と科学技術の融合と言えよう。

展示会はアルデル(ARDEL)現代美術ギャラリー(02-422-2092)で3月2日まで開催している。


【編集:YK】

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