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タイのエビ養殖、早期死亡症候群の影響から立ち直りの兆し=輸出回復に期待
配信日時:2014年4月9日 10時00分 [ ID:341]
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2014年4月7日、タイの英字紙バンコクポストは、タイのエビ業者はエビの早期死亡症候群(以下、EMS)と2年間近く闘ってきたが、養殖エビの輸出は今年後半から回復に向かうと伝えている。
EMSは最初、2009年に中国のエビ養殖場で発生、続いてベトナム、その後、2012年中ごろにタイで発生。その結果、2013年にはタイのエビ生産量は半分以下のわずか25万トンとなった。2013年は稚エビが餌付け後数週間で死に至り、タイのエビ養殖は壊滅的な影響を受けた。EMSに対抗するため、タイ水産局は民間と協力して研究、効果的な対策を模索し続けてきた。
タイ水産局が主導した「ストップEMS」計画では、孵化と育成管理の改善に注力、養殖業者は池に放して養殖する前に育成期間を伸ばし、稚エビの健康を強めるよう指導を受けてきた。
タイ水産局は、養殖が回復すると、今年は昨年より37%アップの40万トンのエビ生産が見込めるとしている。タイエビ協会は今年の輸出は8万トンに達し、760億バーツ(約2280億円)を売り上げると予想。いくつかの小さな養殖業者はまだ時間を必要とするが、全体的には良い結果が期待できるという。
バーツ安のおかげで、特に農産物と水産物の輸出が伸びており、輸出向けの大型エビは1キロ当たり40尾で275~285バーツ(約825~855円)、昨年同時期の175~210バーツ(約525~630円)より高く売られている。エビ価格の上昇はEMSで苦しんだ養殖業者にとって朗報だ、とタイ最大手のエビ事業を展開するCPFのスビット副社長は述べている。
【翻訳/編集:YK】
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