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【タイ】CPフード、バーツ安で輸出が好調=日本は生鶏肉の輸入を再開
配信日時:2014年5月13日 17時00分 [ ID:445]
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2014年5月10日、タイの英字紙バンコクポストによると、昨年より進んだバーツ安がタイの輸出を後押しした、とCPグループの中核で、タイ最大手の食品会社CPフード(以下、CPF)海外事業担当のピシット最高執行責任者は語っている。
第1四半期のドルに対する平均為替レートは約32バーツで、昨年より7~8%バーツ安が進行。このバーツ安の効果で鶏肉の輸出が昨年の690億バーツ(約2070億円)から今年は800億バーツ(約2400億円)に押し上げられる。
一方、日本政府は鳥インフルエンザの発生以降禁止していたタイからの生鶏肉の輸入を2013年12月25日、10年ぶりに再開した。この再開により、日本には30万トンの生および調理済み鶏肉が輸入される。
CPFは2013年より10万トン多いおよそ14万トンの鶏肉を輸出する計画だ。日本に5万トン、残りの9万トンがヨーロッパその他の市場に送られる。CPFは国内の処理工場をフル稼働させ、1日90万羽の鶏を処理している。
ピシット氏によると、タイは、世界最大の鶏肉輸出国であるブラジルから輸入しているいくつかの国にも輸出する機会がありそうだ。ワールド・カップが来月ブラジルで開催されるため、ブラジルの国内消費が増え、輸出不足が生じる可能性があり、タイの輸出業者は輸入不足に陥る国に鶏肉を輸出する機会が生じる。
CPFは、もう一つの大きな収入源であるエビの輸出回復にも期待を寄せている。昨年は早期死亡症候群(EMS)というエビの疾病により国内のエビ養殖場は壊滅的な被害を受け、輸出が2012年の34万トンから25万4000トンまでに落ち込んでいた。
【翻訳/編集:YK】
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