タイのニュース

【タイ】元日本代表・前園真聖氏のサッカー教室が大盛況
配信日時:2014年7月21日 11時55分 [ ID:717]

このエントリーをはてなブックマークに追加

写真をクリックすると次の写真に切り替わります。

タイのバンコクで開催された2回目の前園氏によるサッカー教室。顔見知りにもなった子どもたちへの指導はよりスムースになり、すでに3回目も楽しみ。

 2014年7月19日と20日の2日間にわたって、元Jリーガーで日本代表の前園真聖氏のサッカー教室「ZONOサッカークリニック」がタイのバンコクで行なわれた。

 暑いバンコクの気候はかえって好きだと言う前園氏は、もともと鹿児島生まれ。その経歴は、オリンピック代表のキャプテンとして参加し、ブラジルを倒したマイアミの奇跡として今も語り継がれている。

 前園氏がバンコクでサッカー教室を開催するのは今年2回目。主催の少年サッカーチーム「クレールFC」とディアライフ社のテクニカルアドバイザー就任と共に、年内3回クリニック開催を契約をしたうちの2回目。

 前園氏によると、2回目ということで、1回目には緊張気味だった子どもたちとも、よりコミュニケーションが取りやすくなり、指導もスムーズに進められたという。次回年末に予定されている3回目が最後になるが、今後も日本だけでなく、アジア全体を視野に活動を続けていきたいとの想いを語ってくれた。

 今回のクレールFCでのアドバイザリー契約とサッカークリニックには、今後アジア全体のサッカー界の底上げに少しでも関わっていきたいという自身の展望の中で、拠点的な位置づけとして捉えている前園氏。

「タイのサッカー選手は、日本人同様に小柄な選手も多いですし、技術的にも決して引けは取りません。タイのプレミアリーグも大いに盛り上がっていますし、日本人はプレーヤーだけでなく多くの指導者も参加しています。こうした交流は、最終的にアジア全体の力を底上げし、日本にもいい影響を受けるでしょう。今後とも海外、特にアジアのサッカーには積極的に関わっていきたいですね」

 選手やコーチあるいはチーム同士の交流、提携が活発なタイと日本。その中で、今回のクリニックを主催し、タイでのサッカー交流を支えるディアライフ社の活動は、クレールFCと共に今後も地道に続けられるという。できれば今後は、日本人だけでなく、タイの子どもたちにも様々な機会を提供できれば、また一つタイと日本の距離も縮まるのではないだろうか。


【取材/撮影:そむちゃい吉田】

タイの新着ニュース