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【タイ】JR北海道キハ183がバンコクの整備工場に到着、運行予定路線も明らかに
配信日時:2022年1月23日 7時00分 [ ID:7795]
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2022年1月22日、先月海路輸送されタイに到着していたJR北海道から寄贈されたキハ183系車両17両が、バンコクのタイ国鉄の整備工場に到着。また運行予定の4路線も明らかになった。
JR北海道から無償贈与されたキハ183系17両は、タイ軌道幅の台車に乗せ替え作業が済み、陸揚げ港のレムチャバンから2回に分けてバンコクへ移動された。移動は1月19、20日と21、22日に渡って実施され、バンコクのマッカサン車両整備工場に到着。車両が到着する光景は、多くのタイ人撮り鉄も集まり、日本と違いほとんど規制もない中で線路に立ち入って撮影する光景が展開された。
整備工場に入ったキハ183は、今後外装と内装を刷新される。運行を予定している4つの路線は以下の通り
東北線:ウドンタニー、ノンカーイ、ビエンチャン間
東北線:ナコンラーチャシマー、コンケーン間
南線:バンコク、ホワヒン、スワンソンプラディップ間
ほか、バンコク近郊中距離の観光特別列車
タイ国鉄では、このところ首都交通路線レッドラインが開通、既成路線でも老朽化した駅舎の整備や線路の高架化複線化などが続けられている。しかし、警報機の無い踏切が多い中で車などとの衝突事故が絶えないことや、保守整備に関しても問題が多い。今回車両が搬入されたマッカサン整備工場も外観はすでに廃工場としか見えないたたずまいだ。
また、昨年民間企業に運用が移管されたエアポートリンクも、車両故障が増えてきたことや普段から車両外観の汚さからは、清掃洗浄すら徹底されていないことが見て取れていた。こうした保守整備の問題点をしっかりと改善することが、計画されてる高速鉄道を新設するよりも先決だと考えられる。
さらにバンスーグランド駅の開業に伴い、ホワランポーン駅が廃止されるとアナウンスされたものの、結局は当面このまま運用されることになるなど、組織面でのドタバタも絶えない。こうしたことからもタイ国鉄の近代化にはまだまだ時間がかかることが予想される。
【編集:そむちゃい吉田】
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