TODAY 2024年9月24日
ミャンマー・カンボジアのニュース
ミャンマー映画祭に社会派作品続々 在野精神を発揮 インディーズ制作者ら
配信日時:2019年9月29日 11時00分 [ ID:5903]
写真をクリックすると次の写真に切り替わります。
2019年9月9日、ミャンマーの代表的な映画コンペである「ワッタン映画祭」が閉幕し、アヘン農家の現実を描いた「オピウムファーマー」(スースーライン監督)に最優秀ドキュメンタリー賞を授与するなど、各賞に社会派の映画を選んだ。同映画祭は独立系の制作者が多く参加するもので、ミャンマーのクリエイターの在野精神が改めて発揮された形だ。
このほか、最優秀ショートフィルムには、貧弱な医療環境が巻き起こす様々なトラブルを浮き彫りにした「シック」(ゾーボボヘイン監督)が選ばれた。また、ニュービジョン賞に選ばれた「ビトイーン」(タンルインウー監督)は、ゴミだらけのヤンゴンの裏道の男女模様を描いている。
ミャンマーの独立系の若手映画人は、ヤンゴン映画学校などでドキュメンタリー映画の教育を受けたケースが多く、社会問題に切り込む姿勢が強い。ワッタン映画祭もこの系譜を継いでおり、社会派の作品が多く受賞している。
ミャンマーでは言論規制が緩和されたことを受けて、市民団体が映像制作のワークショップを開催するなど、社会問題に切り込む手段として映画を活用する動きが進んでいる。10月には新しい社会派映画祭「ワンステップ・フィルム・フォーラム」が新たに立ち上がる予定だ。
【取材・執筆:北角裕樹】
|
|
<< 関連記事 >>
ミャンマー・カンボジアの新着ニュース
人気ニュースランキング
[ ミャンマー・カンボジア ]
【カンボジア】「違法ビジネス 振り込め詐欺の、悪党・中国人ら」遺体になっても帰国できず!
【ミャンマー】高級住宅街のあるゴールデンバレーがピザ激戦区に
その他の国の最新ニュース
タイ [ 2024年9月19日 12時00分 ]
ベトナム [ 2024年8月7日 12時00分 ]
ラオス [ 2023年8月16日 17時00分 ]
国連・SDGs [ 2024年9月5日 10時00分 ]
マレーシア・シンガポール [ 2024年9月21日 8時45分 ]
インドネシア [ 2024年1月17日 11時00分 ]
インド [ 2023年6月12日 8時00分 ]
ワールド [ 2024年9月23日 12時00分 ]
フィリピン [ 2024年9月22日 4時30分 ]