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子ども食堂 マクタン島木曜会・尾田屋 – セブで広がる新たな支援の輪
配信日時:2025年2月13日 9時00分 [ ID:10083]

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マクタン島木曜会 尾田屋 皆大好き、食後のアイスバー

 2025年2月、日本では全国に1万カ所以上の子供食堂が広がっています。一方で、フィリピンのセブ州マクタン島では、天災やコロナ禍において教会系や企業が炊き出しを行うことはありますが、平時での活動はほとんど聞かれません。

 2024年秋、尾田さんの借りているアパートに、数名の小学生がやって来て水を求めました。少量の昼食を持つ者と持たない者が分け合って食べている姿がありました。フィリピンでは学校に給食がなく、昼休みに一度帰宅して食事を取り、再び登校するシステムが一般的です(生徒が多く、二部制の学校も存在します)。それが、子ども食堂 マクタン島木曜会・尾田屋スタートのきっかけです。

 学校からも時折援助品として少量のコメなどが支給されますが、その日は全く弁当を持たない子供が3名やって来ました。アクティブシニア・マクタン島木曜会に寄せられたスラム支援金を使って食事を提供することが増えてきました。

尾田屋の取り組み

 尾田屋は、昼食を持てない子供たちの中にスラム街の子供達が多いことに気付きました。各家庭にはそれぞれ事情があるものの、貧しくとも学校に通わせる家庭の子供たちを「子供食堂」が支援していきます。毎日約5名の小学生が昼食を求めて訪れます。

人気のメニュー

 尾田屋では、子供たちに人気のあるメニューを日替わりで提供しています。ハムやウインナ、卵入りラーメンなどが子供たちに好評です。暑いフィリピンでは、食後のアイスバーもかかせません。

【編集:af】

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