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自然災害には、戦争も敵わない・ミャンマー
配信日時:2025年4月6日 8時00分 [ ID:10168]

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 ミャンマーの大地震は、助けたくても、状況として戦時下にあったので、どこをどう助ければいいのか、各国とも世界中思案にくれている。救済のために命の覚悟を捧げても、戦のとばっちりで、大切な国民を失うわけにはいかない。

 そんな中ミャンマー軍事政権トップの総司令官が、タイのバンコクで開かれたアジア地域の国際組織「ベンガル湾多分野技術経済協力イニシアチブ(BIMSTEC)」首脳会議に列席した。

 死者は3145人、負傷者4500人以上で200人余りが行方不明(2025年4月5日現在)。実際にはこの数を上回る死者1万人以上であろうことは予測がつく。

 クーデターによってミャンマー国軍は、実権を奪った。世界中がそれを非難している。いわば、ウクライナ対ロシアよりも醜いとされている。なぜなら軍事力で国民に言うことを利かせようとしているから。国際社会でも孤立度を深めている。それゆえに、呼ばれてもいないのに、近々の国際会議の場に出ると言うことは、軍事力の威力よりも、自然が起こした災害がクーデターなんかしている場合ではない状況であるという強さを出したからだ。

 国連からは、人道問題担当の事務次長がミャンマーに特使として派遣され、災害地での救済活動や復旧活動の可能性を示す予定だ。

 人間なんてとてもちっぽけな存在だ。力で国を支配しようとしても、大きな地震が襲えばひとたまりもない。もちろん、昨今連鎖的に各国で起きている火事もまた自然界が起こしているものだ(原因が野焼きだったとしても)。
地球が全力挙げて怒っているような気がしてならない。異常気象もそう。驕り切った人間が地球に逆襲を食らう時が来ている。

 軍人も人の子。戦より、人命優先策を講じてほしいものだ。

【編集:fa】

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