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看護師にも適性が必要・韓国
配信日時:2025年4月13日 12時00分 [ ID:10172]

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 韓国では昨年の医療関係者のストに見られるように、医療破壊が相変わらず続いているようだ。大学の医学部に合格しても、辞退して、医者と同じくらいのステータスになることのできる学部に行く。「合格」が大切であって、医者になることは「敗北」なのだ。
同様にコロナ禍から、看護師は恵まれた医療者とは言えない。多くが離職している。早く言い出さない、あるいは辞められない事情があるものが残っているような状態だ。医師の給料は高い。しかし、看護師はその働きに見合う賃金や待遇ではない。

 だからといって、やっていいこと悪いことがある。韓国人看護師は、それがなにか麻痺しているのだろうか。

 大邱カトリック病院のNICU(新生児集中治療室)に勤務する看護師が、患者である新生児を抱いた写真を自分のSNSにUPして「落として怪我させて~」と書き込んだ。
赤ちゃんの顔がはっきり特定されるような写真。この暴言に怒ることはもちろん、赤ちゃんの肖像権についても、この子の両親は「あり得ないことだ」と警察に告訴した。
写真から読み取れるのは、新生児の重症患者ケアをする場所に関わらず、滅菌手袋を着用していない。医療現場としては、児童虐待に当たる。

 この子だけでなく、他にも5人から6人以上の病気の赤ちゃんが、この看護師によって虐待を受けたとみられる証拠も見つかっている。
似たような思いでほう助や加担した看護師もいる。

 カトリック病院の名の通りならば、カトリックの教えを持って、ナイチンゲール憲章を守る看護師であるべきだ。
現場の看護師が手薄であっても、適正を見て配置を考えないと…命にかかわってからでは遅い。

 韓国の看護師ならではの思いにも、見えなくはない。

【編集:fa】

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