TODAY 2026年1月16日
ワールドのニュース
観光バブルの陰で光る「誠実な価格」 ― 伊豆・大仁ホテルに見る信頼の形
配信日時:2026年1月9日 13時00分 [ ID:10777]
写真をクリックすると次の写真に切り替わります。
押し寄せるインバウンド需要と、それに伴う宿泊費の高騰が止まらない。都市部や有名観光地の外資系ホテルを中心に、需給バランスを口実とした「ダイナミック・プライシング」が加速している。かつての適正価格を大幅に上回る現状に、長年日本の観光を支えてきた日本人客の「宿離れ」を懸念する声は少なくない。中国人観光客が大幅に減り、いきなり宿泊費が直近の半額以下になった京都のホテルもあった。
そんな中、伊東園ホテルズが運営する「大仁ホテル」に身を置くと、忘れてはならない日本の宿の「良心」を再確認させられる。ここには、流行に左右されない、日本人客を主眼に置いた確かな安らぎがある。
客室に一歩足を踏み入れれば、そこには過度な装飾を排した、質素ながらも清潔な空間が広がる。窓外に広がるのは、夏にはプールとして賑わい、冬には静かな池となる庭園と、伊豆の山々が織りなす四季の表情だ。設備には歴史を感じさせる部分もあるが、それがかえって、背伸びをせずに過ごせる安心感を生んでいる。
圧巻は、地元の食を大切にしたバイキング形式の食事だ。木製の蒸し器で供される「茶碗蒸し」、小鉢に美しく盛られた「海鮮丼」、そして静岡の地酒が並ぶ飲み放題。これら贅を尽くしたサービスが、極めて手頃な固定価格で提供されている事実は、驚きを通り越して信頼に近い感情を抱かせる。
多くのホテルが外国人比率を高め、収益の最大化を狙う中で、同ホテルは一貫して日本人客が「日常の延長」として楽しめる価格帯を維持している。需給の波に乗って価格を吊り上げるのは容易だが、一度失った地元の信頼を取り戻すのは容易ではない。
高騰する宿泊市場において、大仁ホテルが見せるような「地道な商売」は、一見すると不器用に見えるかもしれない。しかし、時代の狂騒に流されず、顧客との「暗黙の契約」を守り続ける姿勢こそが、真のブランドを築く。日本人が安心して帰れる場所を守り抜くこと。その誠実さこそが、これからの日本の観光業に最も求められる資質ではないだろうか。
【編集:fa】
|
|
|
|
<< 関連記事 >>
ワールドの新着ニュース
中国経済「崩壊」の足音 富裕層、都心マンションを投げ売り
[ 2026年1月16日 6時00分 ]
2026年午年は韓国で開運! 肉の聖地・馬場洞から龍馬山の絶景まで「馬」を巡る開運グルメ旅
[ 2026年1月15日 8時00分 ]
呪いの韓国食器・高市首相へ贈られた「不吉な贈り物」に潜む、李在明大統領の残酷な意図と恐怖
[ 2026年1月14日 20時00分 ]
韓国「超高齢社会」の衝撃・独り身1000万世帯時代の到来と、介護ロボット・多国籍化の光芒
[ 2026年1月14日 10時00分 ]
三崎優太氏、電力事業に参入「電気代ゼロ」掲げ構造改革に挑む
[ 2026年1月13日 20時15分 ]
高市首相! 李氏の法隆寺観光来日の影で、国益なき「接待外交」が加速
[ 2026年1月12日 7時00分 ]
お菓子から暴言まで…日韓タクシー事情の明暗、ハミング一つで急ブレーキをかける恐怖の車内
[ 2026年1月11日 10時00分 ]
逃げ場なき過去の過ち! 週刊誌からSNSへ、現代の「晒し」が更生した俳優の社会的生命を奪う
[ 2026年1月10日 8時00分 ]
人気ニュースランキング
[ ワールド ]
韓国社会に潜む「闇」、若者狙う海外監禁詐欺、年間7万人超が失踪…政策の隙間で広がる犯罪
中国経済「断崖」の衝撃・公務員給料未払いと投げ売り、2026年、都心の不動産バブルは崩壊へ
【コラム】だから何回も言っているだろう! 認められてないんだってー韓国
その他の国の最新ニュース
タイ [ 2026年1月13日 7時00分 ]
ベトナム [ 2025年10月12日 10時30分 ]
ミャンマー・カンボジア [ 2025年11月13日 7時00分 ]
ラオス [ 2025年12月20日 7時00分 ]
国連・SDGs [ 2025年12月15日 7時00分 ]
マレーシア・シンガポール [ 2026年1月5日 12時00分 ]
インドネシア [ 2024年1月17日 11時00分 ]
インド [ 2026年1月13日 16時00分 ]
フィリピン [ 2026年1月14日 13時00分 ]