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日本政府、タイ北部に給水施設を無償で支援=総額1000万円─在チェンマイ日本国総領事館
配信日時:2014年2月15日 2時15分 [ ID:157]

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給水施設の贈呈式に参加する在チェンマイ日本国総領事館の藤井昭彦総領事(写真左)。

2014年2月11日、日本政府は、無償資金協力による「タイのチェンライ県メースワイ郡ターゴー地区における給水施設建設計画」に対する282万バーツ(1000万円)の支援を実施した。当日は、同地区ジャセー村にて、給水施設の贈呈式が行なわれ、在チェンマイ日本国総領事館の藤井昭彦総領事が出席した。

タイ北部チェンライ県メースワイ郡の少数民族の集落ではインフラ整備が立ち遅れており、特に本案件の対象地域であるターゴー地区の10集落では、慢性的な水不足や水質の問題による住民の健康状態への影響が深刻化し、給水施設の整備が急務となっていた。

NGOのアドラ・タイランドは、2006年以来、タイ北部チェンライ県メースワイ郡でコミュニティー開発を継続して行なっていた。同NGOは、給水施設建設に長年の経験を有する地元行政機関の理解と協力の下、地域住民の参画を通じて本計画を策定し、日本政府に支援を要請していた。

日本政府はこの要請を受け、重力流下方式による供給施設の建設を支援。給水施設はすでに稼動し、同地区の生活向上に寄与している。

今回実施された草の根・人間の安全保障無償資金協力は、開発途上国の地方公共団体、教育・医療機関、NGO等が現地において実施する比較的小規模なプロジェクト(原則、上限1000万円)に対し、日本の在外公館が中心となって資金協力を行なう制度で1989年に導入された。


【編集:YK】

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