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【カンボジア】移動映画館で、日本のサッカーアニメとカンボジア人選手がコラボ=CATiC
配信日時:2015年4月22日 10時00分 [ ID:1818]

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特定非営利活動法人CATiCロゴ。

 2015年4月22日、カンボジア農村部の子供たちに、映画を届ける活動をしている日本の特定非営利活動法人CATiCは、長友佑都選手が監修したサッカー映画『劇場版ゆうとくんがいく』(クメール語吹き替え版)を、4月30日から5月5日かけて、シェムリアップ周辺の8カ所で移動上映会をおこなう。

 上映する村の学校や広場に、スクリーンやプロジェクター、音響装置などの機材を持ち込んで特設映画館を設営し上映する。カンボジアでプロサッカーチーム「カンボジアンタイガーFC」を運営する株式会社フォワードの協力で、カンボジア人選手によるサッカーのワークショップを実施する事で、カンボジア農村部に暮らす子どもたちの夢を育くむ。また、サッカーボールを各村に贈呈する。この映画をきっかけにサッカー選手を目指す子どもが出てくる可能性も高い。

【カンボジアンタイガーFC / Cambodian Tiger FC】
株式会社フォワードが運営するカンボジア・プノンペンを本拠地とするプロサッカークラブ。2015年3月1日から活動を開始し、2015年カンボジア・リーグ(Cリーグ)に参加予定。木原正和、吉原正人、ソク・チャンラスメイ、スオン・ビラックをはじめ日本人選手4名、カンボジア人選手18名が所属している。

【映画上映後にワークショップを行う選手プロフィール】
氏名:スオン・ビラック
生年月日:1991年6月26日 24歳
身長/体重:163cm/60kg
ポジション/利き足:FW / 左
家族構成:妻、子ども2人(双子)
代表歴:2014年 カンボジアA代表

【上映作品概要】
タイトル:劇場版 ゆうとくんがいく
ストーリー:セリエAのインテル・ミラノで活躍するサッカー選手・長友佑都が監修を手がけ、自身をモデルにしたキャラクター、ゆうとくんの成長をコミカルに描いたショートアニメ「ゆうとくんがいく」の劇場版。イタリアのプロチームに所属するゆうとの前に、強力なライバルが出現。さらなる成長を求めて修行の旅に出たゆうとは、レジェンドと呼ばれる伝説のサッカー選手による指導を熱望する。ところが、なぜか地元在住の不思議な老人からサッカー指導を受けるハメになり・・・・。
上映時間:53分
監修:長友佑都
監督:ヒグチリョウ、太田和彩

【特定非営利活動法人CATiC(Create A Theater in Cambodia)】
「カンボジアに映画館をつくろう!」プロジェクト実施団体。上映の許諾を得た日本のアニメ映画をクメール語に吹替え、カンボジアの電気がない地域に住む子どもたちへ届けている。上映機材と発電機を持ち込み会場を設営し、映画を通じて子ども達に夢を届ける「移動映画館」事業を主に行う。ミッションは、「生まれ育った環境に関係なく、子どもたちが夢を持って自分の人生を切り拓ける世界をつくる」。

4月25日追記、CATiCは、趣旨に賛同してくれる支援者を求めている。今回のプロジェクトの費用が、41万6000円不足しており「夢の種」キャンペーンへの資金協力を要請中。

【編集:安麻比呂】

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