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【タイ】バンコクなどで営業中の『平禄寿司』が意外に楽しめる
配信日時:2015年5月13日 17時00分 [ ID:1895]

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常夏の国なので生ものは敬遠しがちだが、昨今は流通網もしっかりしているし、日本とタイを結ぶ鮮魚専門商社なども増えているので、『平禄寿司』のようなちゃんとした店なら危ないことはない。

 2015年5月13日、和食ブームのタイで客足を順調に伸ばしている回転寿司の『平禄寿司』がおもしろかったので紹介したい。

 タイ人にとって日本料理の代表として思い浮かぶのはやはり寿司である。そして、日本ではだいぶ定着した感のある回転寿司はタイ人にとってはまだまだ新鮮で、『平禄寿司』には刺身を食べることが苦手だったタイ人も徐々に入るようになってきている。

 『平禄寿司』は日本以外ではタイだけに進出しており、現在バンコクとその近郊に4店舗が出ている。タイも皿の色で値段分けがされていて、46バーツ(約168円)から226バーツ(約825円)と9段階に分かれている。

 関東エリアのメニューをサイトで確認すると100~390円の6段階設定で、タイの方がかなり高い。確かに店舗の内装などを見ると高級感があるので、どちらかというと大衆向けというよりも、中流から富裕層をターゲットにしているのかと思われる。

 タイの『平禄寿司』がおもしろいのは、やはりタイでタイ人が握る寿司であるということもあるし、流れてくる寿司の順番も日本とは違っている。

 カウンター越しに職人に対してメニューから直接注文ができるのだが、場合によってはひとつだけ作らずにたくさん作ってしまう方が効率がいいこともあるようだ。そうするとベルトコンベアに載って流れてくる皿が全部同じになることがある。

 先日は誰かがカニかまぼこの天ぷら握りを頼んだらしく、それが延々とコンベアを回ってきた。また、それ以前に入った際は、エビ握りが大量に流れていた。ほかのネタの間に置くことはなく、空いているスペースにどんどん置くのでそのようなことになるようだ。

 こういったおもしろさもあるので、日本との違いを見つけるのもまたひとつの楽しみ方である。

【執筆:高田胤臣】

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