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タイの反政府デモ会場周辺で爆発事件が頻発。国連が子どもを連れて集会に参加しないよう呼びかける
配信日時:2014年2月25日 11時51分 [ ID:190]

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騒然とした伊勢丹前のデモ集会場(タイメディアより)。

2014年2月24日、国連ユニセフ・バンコク支部は、デモ集会場などにおける子どもの安全確保と、子どもを連れてのデモ集会への参加自粛を呼びかけるように、政府と反政府組織に宛てて申し入れを行なった。

バンコクでは2月22日にプラトゥナム交差点付近での爆発に続いて、2月23日も伊勢丹の向かいにあるスーパーマーケット、ビッグC前で爆発が起き、幼い姉弟2人が犠牲になった。さらに同日タイ東部トラート県のデモ会場でも子ども1人が命を奪われたことから、ユニセフ・タイ支部として要請をしたものだ。

また、これまで欧米や日本からの観光客が、歩行者天国のようで一見安全に思えるデモ会場で記念写真を撮るなどの光景が見受けられていることに対して、在タイ日本大使館をはじめ、各国在外公館からは「昼夜を問わず決してデモ会場には近づかないように」と緊急の注意喚起が発せられた。

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在タイ日本大使館からの注意喚起 (転載)
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爆発・発砲事案に関する注意喚起 (2014年2月24日現在)

1.23日午後、バンコク都内中心部の商業地区に位置する反政府勢力の拠点「ラーチャプラソン交差点」付近で、子供を含む死傷者を伴う爆発事案が発生しました。また、22日、東部トラート県内でも同様の爆発、発砲事案が発生しています。

2.反政府勢力は、パトゥムワン、ラーチャプラソン、アソーク各交差点、ルンピニ公園、首相府、マカワン橋、パンファー橋、ガバメントコンプレックス、内務省等を中心に抗議活動を継続しております。

3.反政府活動の拠点、抗議行動、デモ集会等の周辺では、爆発、発砲事件等が相次いで発生しており、今後も同様の事案が、発生する可能性があります。

アソーク交差点のように邦人の皆様の多くが、居住、活動する区域に隣接した所でも、この種危険が存在します。従って、不測の事態に巻き込まれる可能性も排除できませんので、外出する際には、昼夜を問わず出来る限り近づかない等、十分注意して下さい。

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館
電話:(66-2)207-8502、696-3002
FAX :(66-2)207-8511
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【翻訳/編集:そむちゃい吉田】

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