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日本のオフィス家具メーカー「イトーキ」、タイの大手家具メーカー「モダンフォーム」と提携
配信日時:2014年3月6日 18時30分 [ ID:217]

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東京にあるイトーキのショールーム。

2014年3月5日、タイの英字紙ネーションによると、日本のオフィス家具メーカー、イトーキ株式会社(以下、イトーキ)は、タイの大手家具メーカー、モダンフォーム・グループ株式会社(以下、モダンフォーム)と提携し、タイを東南アジア市場へ進出するための生産拠点とする計画を発表した。

タイは東南アジアの中心に位置し、多数の人口を抱え、経済力もあり、成長の可能性が大きく、オフィス家具市場としての発展余地は十分にある、とイトーキの山田会長は語った。

イトーキは、タイ市場だけではなく、周辺国市場にも注目している。タイでの年間販売伸び率は30%になると予想している。昨年はタイの事業で3億円の収益をあげた。タイは中国に次いで世界で2番目の海外生産拠点となる。

モダンフォームのタクサ最高責任者は、タイの日系企業はモダンフォームの新規顧客となると述べた。イトーキとの連携により、今年の売り上げの7~10%をオフィス家具部門が占めると期待している。イトーキのオフィス家具販売により、1億~1億5000万バーツ(約3億~4億5000万円)の売り上げを見込む。日本人はいつも日本製品を好むので、タイや東南アジアで日本企業と提携すれば、大きな機会に恵まれる、とタクサ氏は続けた。

モダンフォームは今年15%の売り上げ増を目指しているが、政治的混乱が今年後半におよぶと、成長は10%以下に落ち込むとしている。昨年は最初の10か月間に25%の収益増があったが、最後の2か月で急激に減少した。

モダンフォームの年間収益は36億バーツ(約110億円)、純利益は4億2000万バーツ(約12億6000万円)。輸出は現在、収益の4%であるが、3年以内に10%まで高める計画だ。


【翻訳/編集:YK】

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