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日本政府、無償資金協力によりタイの2病院にそれぞれ1000万円を支援=在チェンマイ総領事館が発表
配信日時:2014年3月16日 2時34分 [ ID:247]

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2014年3月6日、ナーン県トゥンチャーン郡で贈与式典が行なわれ、チェンマイ日本総領事館の藤井総領事、トゥンチャーン病院のナリット病院長らが出席した。

2014年3月7日、日本政府は、草の根・人間の安全保障無償資金協力により、タイ北部の「ナーン県トゥンチャーン郡辺境地住民のための医療活動支援計画」および、同じくタイ北部の「チェンライ県チェンコーン郡住民のための医療活動支援計画」に、それぞれ341万5000バーツ(約1000万円)、349万4000バーツ(約1000万円)の支援を行なった。チェンマイ日本総領事館が発表した。

ナーン県トゥンチャーン郡はラオスとの国境に位置し、住民の半数は山岳部の辺境地に居住している。同地域は未舗装路が多く、村への交通手段や通信手段が限られ、十分な医療サービスを享受することが困難だった。郡唯一の公立病院であるトゥンチャーン病院は、村と病院間を結ぶ患者の搬送サービスに一般車両を使用しており、また、医療機器の老朽化も激しく、度重なる故障のため、検査や治療を行なう上で支障もきたしていた。

チェンライ県チェンコーン郡の北部と東部はメコン川を挟んでラオスと国境を接し、チェンライ県東部の中心的病院であるチェンコーン病院には国境を越えてやって来るラオスからの患者も人道的な見地から受け入れ、治療を行なってきた。しかし、所有する救急車の老朽化と数の不足、また、医療機器の老朽化のため、適切な搬送や治療に支障をきたしており、救急車と医療機器の整備が喫緊の課題となっていた。

トゥンチャーン病院とチェンコーン病院からの要請を受けた日本政府は、それぞれの病院に対して、四輪駆動型救急車1台、ワゴン型救急車1台、および医療機器購入費用の支援を実施した。

【編集:YK】

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