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【ベトナム鉄道】ハノイから中国国境の街・ラオカイへの夜行寝台列車
配信日時:2015年9月9日 19時00分 [ ID:2475]

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ビクトリア・エクスプレス・トレイン(客室担当はもちろんアオザイ)旅情があふれる鉄道の旅。ベッドマットも、線路との相性が抜群。

 2015年9月3日、日本では姿を消しつつある夜行寝台列車、ベトナムでは健在だ。

 ハノイを22時に出発したビクトリア・エクスプレス・トレインを連結した列車は、朝6時30分中国国境の街・北部のラオカイに到着した。ビクトリア・エクスプレス・トレインは、サパの高原リゾートホテルが、宿泊者専用に運行している車両で、ウッド調の客室は落ち着く。

 アジアの鉄道に詳しい戎光祥出版の小関秀彦さんは「ベトナムの鉄道は、首都ハノイを中心に全国の主要都市を結ぶ路線網(約2,600km)が展開されていますが、21世紀初頭までは鉄道よりも道路に資金が投じられていたため、鉄道の輸送シェアは長らく低迷していました。

 近年、ベトナム政府も鉄道の重要性を再認識するようになり、鉄道施設・インフラの所有と営業・運営を分離する「上下分離方式」を採用、輸送改善を進めています。

 「ビクトリア・エクスプレス・トレイン」も上下分離方式によって登場した列車で、ハノイ~ラオカイ間で運転される距離列車に連結される3両の客車のみが該当します。

 この列車には複数の会社が運営する客車が連結されており、それぞれが線路や施設の使用料を払って、旅客サービスを運営しています。

 制度の変革により輸送を改善しようという流れはヨーロッパから起こっていますが、その波は東南アジアにも達しているのです。

 4名1室のスーペリアキャビン、2名1室のデラックスキャビン、食堂車などで構成される『ビクトリア・エクスプレス・トレイン』はこれまでのベトナムの鉄道にはなかった豪華な設備とサービスを提供する列車です。

 ベトナムの経済成長に伴い、今後このような列車の運転が拡大していく可能性は高いと言えるでしょう」と語る。

 ドァン・スァン・フン前駐日ベトナム大使は「近年、越日関係は『広範な戦略的パートナーシップ』という、大きな一歩を歩みだしました。ベトナムを訪れていただき、文化、観光の素晴らしさを実感していただきたいです。ハノイから少し遠いですが、ぜひ夜行寝台列車でサパにお越しください」と話している。

【執筆/撮影:安麻比呂・協力ベトナム航空】

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