インドのニュース

【インド】和歌山・高野山で「ババサヘブ・アンベードカル博士銅像建立記念式典」ー添田・宗務総長も出席
配信日時:2015年9月10日 20時13分 [ ID:2496]

このエントリーをはてなブックマークに追加

写真をクリックすると次の写真に切り替わります。

ババサヘブ・アンベードカル博士の銅像。現代の仏教復興運動を先導し、不可触民や女性、労働者への社会的差別に対する反対運動を起こした。インド憲法起草の立役者であり、独立インドの初代法務大臣を務めた。また、自由を獲得するために積極的に闘った。

 2015年9月10日、インド・マハラシュトラ州政府と観光開発公社のメンバーは、和歌山県の高野山大学での「ババサヘブ・アンベードカル博士銅像建立記念式典」に出席した。

 盛大なファンファーレと共に伝統舞踊をはじめとする芸術的パフォーマンスが催され、マハラシュトラの文化を垣間見る機会となった。

 式典には、マハラシュトラ州ディヴェンドラ・ファドナヴィス首相、ディーパ・ゴパラン・ワドワ駐日インド大使、仁坂吉伸・和歌山県知事、添田隆昭・高野山金剛峯寺 宗務総長が出席した。

 ディヴェンドラ・ファドナヴィス、マハラシュトラ州首相は「高野山は仏教の聖地として崇められ、世界中の信心深い仏教徒やさまざまな観光客を魅了してきました。インド憲法の創設者、ババサヘブ・アンベードカル博士もまた、現代インド仏教を復興させた人物であり、日本の仏教の聖地でインド憲法の父の銅像をお披露目するということはたいへんな名誉です。マハラシュトラ州にある古代仏教遺跡、アジャンタ、エローラ石窟群は、仏教寺院としてだけでなく優れた彫刻として、観光客から崇拝されています」と述べた。

 また、仁坂吉伸・和歌山県知事は「全人類に示唆を与えてきたインドの伝説的な人物であるアンベードカル博士の立派な銅像が建立されたことで、ここ高野山の地および日本の文化はさらに充実したものとなりました。この地を訪れる多数の人々にこの銅像を見ていただき、インドの偉人について知識を深めたいと思っていただければ幸いです。この最高傑作を崇めたいとインドや世界各地の観光客がこの地を訪れることでしょう」と話した。

【編集:TY】

インドの新着ニュース