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第28回東京国際映画祭・タイ南部の対立をテーマにした『孤島の葬列』が作品賞を受賞ーアジアの未来部門
配信日時:2015年11月1日 6時32分 [ ID:2719]

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予告編からのキャプチャー画像

 2015年10月31日、第28回東京国際映画祭アジアの未来部門で、タイ映画「孤島の葬列」が作品賞に選ばれた。

 タイ南部のイスラム文化の根付く地域を旅するライラー。やがて彼女は眼前に姿を現す離島へと渡り、不思議な体験をするストーリー。

 授賞式で、ピムパカー・トーウィラ(製作/監督/脚本)は「この作品は、私の長編2作品目の映画です。審査員の皆さま、映画祭関係者の皆様、本当にありがとうございます。現在、タイの国内では様々な場所でいくつかの対立が起こっています。今回私が取り上げたのはタイ南部3県の問題でした。映画の中では、理想的な平和の島を作ってみたんですが、実際の問題は解決していないんです。主演のヒーンの様なプロフェッショナルな役者を得て私の思いを上手く伝えて頂く事が出来ました。プロの役者 とアマチュアの役者を一緒に旅をさせながら撮影することで、三人の演技の科学反応を上手く引き出す事が出来ました」と述べた。


『孤島の葬列』
The Island Funeral [ Maha Samut Lae Susaan ]

監督 ピムパカー・トーウィラ
タイの女性監督として、初めて世界で名を知られるようになる。そのきっかけとなったのが長編デビュー作『ワン・ナイト・ハズバンド』。これまでの全作品において、脚本、監督、製作を担っている。2009年、タイ文化省から現代アーティストに贈られるSilapathorn賞を受賞した。
スタッフ
製作/監督/脚本 : ピムパカー・トーウィラ
脚本 : コン・リッディー
撮影監督 : プッティポン・アルンペン
美術 : ウィクロム・ジェーンパナット
編集 : ハリン・ペーソンタイ
編集 : ベーンジャラット・チューヌアン
編集 : ウルポン・ラックサーサット
音響 : アックリットチャルーム・カンラヤーナミット
音楽 : ノッパナン・パーニットジャルーン
キャスト
ヒーン・サシトーン
ウックリット・ポーンサムパンスック
ヨッサワット・シッティウォン
パッタナポン・シーブンルアン
ワンロット・ルンカムジャット
キアットスダー・ピロム


【編集:FX】

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