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タイ東部サケーオ県のディスコクラブで中国人観光客が若者のグループに暴行される
配信日時:2014年3月25日 9時00分 [ ID:275]

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タイ人の若者グループに暴行された後、病院で治療を受けた中国人男性。

2014年3月24日未明、タイ東部カンボジア国境サケーオ県アランヤプラテートのディスコクラブで、若者のグループが中国人観光客を殴る蹴るの暴行を加えて逃走する事件が起きた、とタイ字紙ネット版が伝えた。

事件は、タイで「コヨーテパブ」と呼ばれるディスコクラブで遊んでいた中国人男性が、「コヨーテ」(ホットパンツやセクシーな衣装を着ている接待役の女性従業員)にいたずらをしたとして、周りにいた地元の若者グループ7人が取り囲み、殴る蹴るの暴行を加えたもの。すぐに警察が駆けつけたものの、それまでに若者グループは全員が逃走していた。

目撃者によると、中国人観光客は特にいたずらをしたわけではなく、若者にも説明したが、まったく聞く耳を持たずに暴行は止まらなかったという。

地元警察署では、逃げた若者グループは、以前から問題を起こしている同じ連中として、行方を追っている。

タイの地元客が集まる店では、酔った勢いでの喧嘩やいさかいが毎晩起こる。慣れない外国人観光客が訪れる際には、知り合いのタイ人を伴うなどしたほうがいい、と地元警察署はコメントを発している。

また、来月に予定されているタイの再選挙に向けて、現在は沈静化している政治的な対立も、不透明になってきている。特に頭に血が上りやすい人が多い国でもあり、通常の観光地以外での行動は、十分に注意が必要であることを覚えておいたほうがいいだろう。

【翻訳/編集:そむちゃい吉田】

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