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【タイ】北京の大気汚染にレッドカード! 富裕層はタイに避難
配信日時:2015年12月19日 18時14分 [ ID:2866]

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資料写真 タイのリゾート地でビーチを楽しむ中国人観光客。

 2015年12月19日、中国・北京は、PM2.5などの大気汚染で赤色警報(レッドカード状態)が出る深刻な状態に陥っている。街を歩く人には、3M社の高機能マスクを着用する人の姿も目立つ。

 さらに来週深刻化するとの予報もあり、富裕層の中には、北京を離れてタイのリゾート地に避難する人も増えているため、バンコク行きの航空機が混みあっている。

 先月、トラブルの多い中国人観光客について、タイ国政府観光庁のユッタサック・スパソーン総裁は「問題を起こされる中国人観光客は、経済成長で富を手に入れ、やっと海外に行けるようになったばかりの方々で、まだ、マナーを身に付けていないお客様です。中国からタイを訪れる観光客は年間800万人で、来年には、1000万人に達する勢いがあります。中国人のマナーや好ましくない行いは、中国人観光客が増えている全世界で共通して発生していて、タイに限って起きているわけではありません。CNTA(中国国家旅遊局)との間で、中国人観光客のマナー向上について合意したばかりです。タイで悪い行いや、(下品な)マナーの悪い中国人観光客は、タイを出国した時点で、中国でブラックリスト入りします。(ブラック入りすると数年間、海外に渡航することができなくなり、氏名などが公表される)タイ国政府観光庁は、タイでしてはいけない事(寺院などでのトラブルも多いため)マナーについて、詳細なパンフレットを作成して注意を促します。また、観光地には(中国人向けの)看板をたくさん設置し、注意事項を掲示します。トラブルを未然に防ぐための施策を積極的に進めていきます」などと苦しい胸の内を明かしていたが、富裕層の中国人なら、マナーも良いので安心だ。

【編集:高橋健二】

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