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「タイネットワーキング」開催(3の2)=タイ王国大使館経済・投資事務所公使
配信日時:2014年4月3日 15時00分 [ ID:314]
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2014年3月28日、日本アセアンセンター(東京都港区)で「タイネットワーキング」が開催された。定員の120名を大きく上回る400名近くの応募があったという。国別ネットワーキングは、1月にマレーシア、フィリピン、2月のラオス、3月のインドネシアに続き5か国目の開催となる。
日本アセアンセンター大西克邦事務総長、タナティップ・ウパティシン駐日タイ王国特命全権大使に続き、タイ王国大使館経済・投資事務所公使サリン・ウィサーンサワット氏は 「タイにおける投資環境と投資政策」について講演した。
サリン公使による講演の要旨は以下の通り。
タイ投資委員会(BOI)はタイ首相を議長とする委員会で工業省の傘下にある。決定された投資政策や投資奨励の方向性の実務を執り行う業務を行っている。タイでは製造業において外国資本に制限を設けていない。また特定のサービス事業については、100%までの外国資本の所有を認めている。ただし外国人事業法の第1種の事業については、少なくとも51%をタイ資本が所有する規定を定めている。権利恩典については税制上のもので8年間までの法人所得税の免除、税制以外のものでは外国人投資家の土地所有権、ビザ・ワークパーミットの促進などがある。それにより企業の投資コストを軽減することが出来る。現在、タイはゾーン制をしいており、バンコクから離れるほど恩典が高くなっている。また事業が工業団地の内か外かに立地するかにより恩典の差があり、工業団地の中に立地した方がより多くの恩典を得られる。またBOIの推奨する業種についてはゾーンに関係なく特別な恩典を受けることが出来る。現行200の業種がBOIの奨励対象業種に指定されている。農業食品加工、金属加工業、軽工業、自動車および機械産業、電気電子産業 、化学品およびプラスチック産業 、サービス産業などが含まれているが現在業種表の改定作業を行っており、2015年の初めに改定を予定している。
BOIのサービスに投資マッチメーキングプログラム、下請サービスプログラム 、ASEAN裾野産業データベースなどがある。また今年もサブコンタイランドという工業部品展示会を開催する。自動車機械、電子電気部品メーカーが展示する一大イベントである。タイでの部品調達に興味を持つ日本企業にもぜひ参加して欲しいと思っている。
またBOIはワンスタートワンストップ投資センター(OSOS)という窓口を設置している。様々な官庁に対する相談を一括で相談できる窓口になっている。(21の政府機関に対応。)会社登記、投資奨励申請、外国事業許可書の取得など投資家に対する申請や必要書類の準備の手伝いを行っている。また、同じ場所にビザとワークパミットのワンストップセンターを併設している。
【撮影/編集:太田雅幸】
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