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ファミリーマート、タイおよびアセアンでの事業拡大を目指す
配信日時:2014年4月3日 12時00分 [ ID:315]

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日本のファミリーマートは年末までに1万1745店舗を目指す。

2014年4月1日、タイの英字紙バンコクポストによれば、ファミリーマートは今後少なくとも900億円をかけて、日本・タイ・韓国・台湾・中国・フィリピン・ベトナム・インドネシア・アメリカに展開する店舗の改修・新規出店を行なっていくという。

 ファミリーマートの小坂常務取締役は、今年は日本で新たに1500店舗をオープンし、年末までに1万1745店舗にすると語っている。日本以外では1000店舗の新規出店を計画しており、タイに300店舗、中国に200~300店舗、ベトナムに80店舗、残りを他の国に出店する。これらを合わせると、海外店舗数は1万4017店となる。ファミリーマートの店舗数は2013年末現在、日本1万245店、韓国7923店、台湾2903店、中国1064店、タイ1048店となっている。

 ファミリーマートの山下上席執行役員は、タイはアセアン、インドシナの中心に位置し、ファミリーマートに商品を供給できる日本の企業も多くあり、コンビニ事業を行なうのに適していると述べている。将来は、ファミリーマートの商品をタイ国内で生産し、そのネットワークを通してアセアンに輸出することも考えている。また、成長するアセアンでの従業員を育てる目的でタイにはファミリーマート・アカデミーも設立している。

 タイでファミリーマートを運営する日本とタイの合弁企業セントラル・ファミリーマート株式会社のナット社長は、店舗数の拡大、技術開発、ファーストフード(インスタント食品)の開発等に13億バーツ(約41億円)の予算を投資すると述べた。うち9億5000万バーツ(約30億円)を新規にオープンする300店の開業費用に充てる。日本の人口1億2500万人に対して、コンビニは5万店以上あり、一方、タイでは人口6500万人に対して、1万店ほどである。地方でも都市化が進んでおり、タイでの事業はまだまだ拡大できると考えている。

【翻訳/編集:YK】

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