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【タイ】中国潜水艦をタイが導入決定との報道を疑問視
配信日時:2016年3月16日 11時00分 [ ID:3228]

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バンコクの代表的観光名所でもある王宮(そむちゃい吉田氏:撮影)

 2016年3月16日、中国が潜水艦3隻をタイが購入する事が決まったと中国メディアが報じた。記事の中で「タイにとって最も重要な米国との同盟関係も破壊する」ことになるという論調について、タイでは冷めたコメントが多く寄せられている。

 タイが潜水艦3隻を購入すると報じたのは、中国メディア新浪網。記事では、中国は1隻3億ドルで、タイにS-26T型潜水艦を3隻売却する。米国の圧力が予想されるが、「もう確定したこと」と主張し、今回タイの中国製潜水艦の購入で、中国はタイにとって最も大切だった米国との同盟関係を破壊することになるだろうと報じている。

 しかし、現時点でタイ軍事政権からは潜水艦購入についての発表は何も無い。タイ海軍には、潜水艦部隊はあるものの肝心の潜水艦を所有していない事から、以前から無駄だという指摘もされていた。また、以前にも潜水艦導入を巡っては、何度か机上に上がっているが、最終的に承認されて来なかったという経緯がある。こうしたことから、今回の報道を疑問視する向きもある。

 タイ語サイトに紹介されたこの記事に対してタイ人は、冷めた反応をしている。

「これ本当かな。タイではまだどこも発表してないよね。」

「ちゃんと有益に使ってくれるならいいと思う。」

「米国との関係をこれ以上悪くする事のはよくないよね。」

「これが本当なら、ゴブラゴールド(毎年行われる米軍とタイ軍との合同演習。近年は日本から自衛隊も参加している。)も中止になったんじゃないかな。」

「米国がタイに文句ばかりいうから、中国から買うことになった。」

「思う事はあるけど、怖くてネットには書けないよ。」

「わたしが思うに・・・以下、消去されました・・・」



【翻訳/編集:KK】

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