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【タイ】塩田で塩を買う
配信日時:2016年3月31日 11時00分 [ ID:3281]

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塩田の直売店では塩のほかに魚の干物も販売しており、バンコクで購入するよりもずっと鮮度が良くて安い。(撮影:高田胤臣)

 2016年3月31日、バンコクから南西におよそ70キロのサムットソンクラーム県を走る国道35号線沿いには塩田があり、直売店も軒を連ねる。

 サムットソンクラームはタイランド湾に面したタイ西部の県で、塩の産地としても知られる。直売店では大粒の結晶のままのものから、調理にも利用できるように細かく砕いたものが売られていた。細かく砕いた塩は120gごとにパッキングされたものがあり、6kg(50袋分)で45バーツ程度(約150円)と安い。

 この地域で購入できる塩は天然塩なので味が良く、タイ人も車を停めて大量に購入していく。日本で天然塩を作る業者もこの地を見学し、生産される塩の味わい深さに感動していた。

 「ただ、国道沿いで作っているので、排気ガスの影響を受けていないかなど、品質をしっかりと調べてからでないと保証はできません」

 近隣には外国人観光客がよく訪れるダムヌンサドゥアク水上マーケットも近く、また国道35号線はタイ南部へと繋がる道路のため交通量が多い。大型車も24時間走っているため、品質に悪影響を与えている可能性は否定できない。

 塩自体の購入は自己責任の範疇であるが、塩田での作業は見学できるので、観光のついでに立ち寄ってみるのは面白いのではないだろうか。



【執筆:高田胤臣】

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