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【ミャンマー】日本文化の発信拠点がヤンゴンに 人気の韓流文化に対抗
配信日時:2016年9月2日 9時00分 [ ID:3724]

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日本のアニメ雑誌を読むミャンマー人の若者(ヤンゴン、撮影:北角裕樹)

 2016年8月31日、ヤンゴンに日本文化を発信する拠点となる「ジャパンカルチャーハウス」がオープンした。国際交流基金などが運営する。ミャンマーでは、韓流ドラマやKポップの人気が高いが、日本の文化発信拠点を設けることで日本文化の浸透を目指す。

 同日には、茶道の体験や浴衣の着付け体験が行われた。定員を大きく超える100人以上の若いミャンマー人が詰めかけ、開始前には長蛇の列を作り、ミャンマー人の日本文化に対する関心の高さをみせつけた。

 同ハウスは、ヤンゴンの複合施設パールコンドに開設。「ワンピース」などの日本の漫画や、「アニメージュ」などのアニメ雑誌などを取りそろえる。一部の漫画は英語版も用意した。畳とちゃぶ台を用意して、寝ながら漫画を読むこともできるコンセプトという。定期的に文化体験などを行い、日本企業と連携したイベントも検討している。同ハウスには日本への留学を支援する施設や日本語教室が隣接しており、関係者はこの周辺を日本の文化や言葉を知ってもらう拠点としたい考えだ。

 同ハウスの兵頭千夏プログラムオフィサーは、「なるべく気軽に文化を知ってもらえる場所にしたい。韓国文化はドラマなどのメディアを使って浸透しているが、私たちは実際に文化に触れるという切り口で進めたい」と話している。

 ミャンマー独立の際に日本が大きな役割を果たした経緯などから、ミャンマーは世界有数の親日国のひとつ。しかし近年では、テレビで韓国ドラマが毎日のように放映されているほか、有名音楽グループがコンサートを行って、若者に人気を博している。街の露店でも韓国ドラマの海賊版が多く売られているなど、合法・非合法のルートを問わず韓国文化に対する日常的な接点が多い。

 その裏には「官民連携どころではなく官民一体」(日本の外交関係者)とも言われる韓国の官民挙げたコンテンツ普及政策があるとされる。日本もドラマやアニメなどポップカルチャーの普及促進など、さらなる取り組みが求められる。


【執筆:北角裕樹】

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