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中国人が札幌空港で大騒動ー中国の航空会社の氷対応にタイ人も同情
配信日時:2016年12月29日 14時49分 [ ID:4017]
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2016年12月29日、札幌・新千歳空港国際線旅客ターミナルビルで、24日夜、大雪の影響で搭乗便が欠航となったことに抗議する中国人観光客約100人が、搭乗口のカウンターに詰め寄る騒ぎが起こった。その内の一部は、搭乗口のカウンターを飛び越えて、駐機中の航空機に乗り込もうとした。また、中国人同士の喧嘩も頻発し、警察官30人が収束のため25日朝まで警戒にあたった。
この模様は、現地に居合わせた複数の人がYouTubeで公開したため、世界中に中国一般大衆の素養が露呈してしまう形になった。
一昨年から、中国人観光客の粗暴ぶりが社会問題になったタイでは「またか、と呆れる」声が多かったのだが、その原因は航空会社の不親切な対応が原因だったとSNSで伝えられ、同情の声も広がっている。騒動を起こした100人が利用していた航空会社は、ほとんどケアをしていなかった。運航再開の見通しについても情報の伝達が遅れたり、全員に食事が行き渡らなかったり、休息待機するに十分なスペースや毛布なども少なく、いら立ちがピークに達していたところに欠航を伝え、騒ぎに火が付いた。また、乳児の粉ミルクが足りなくなり航空会社の手配が遅れた。「タイの航空会社では、あり得ない悲しい対応だと」中国の航空会社のサービスレベルの低さに驚く。
タイや日本の航空会社は、利用者に快適な移動を提供することに力を入れているが、中国や韓国の航空会社の優先順位やウェートは大きく異なる。乗客の制圧が最重要課題。お客様と言った視点は低く、ルールを守らせ、機内で乗客がおとなしくしているように監視する、保安要員的な側面が強くなる。韓国の航空会社では、制圧のためのスタンガンを配備したり、腕力の強い男性CAの配置強化を進めている。
昨年11月から、CNTA(中国国家旅遊局)は、中国人観光客のマナー向上プログラムを導入しているが、なかなか目に見える形での効果は上がっていないように思えるが、猜疑心が広がる中国の社会状況に大きな問題がありそうだ。
【編集:PK】
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