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タイで「電子たばこ」所持しているだけでも、法律違反ー厳罰の可能性も
配信日時:2017年1月28日 9時00分 [ ID:4072]
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2016年1月28日、健康被害などが取り沙汰される「たばこ」だが、近年は世界的に電子たばこが流通し、紙巻きたばこよりも健康的だということで注目されている。しかし、ここタイでは「電子たばこ」は輸入と使用が禁止されており、日本から持ち込んだ場合、所持しているだけでも罰せられる可能性がある。
タイは日本よりも喫煙を取り巻く環境が厳しい。飲食店や公共の場は完全に禁煙エリアになっている。摘発をされても罰金程度で済むが、日本の方が「たばこ」に関しては寛容だ。
タイ公共保健省などは「電子たばこ」は「紙巻きたばこ」よりも有害だと見ており、今後一層取り締まりは厳しくなる見込だ。タイ人の「電子たばこ」ユーザーはインターネットなどで2000~3000バーツ前後で本体と「電子たばこ」用リキッドを購入している。タイで出回っているリキッドの大半はニコチンフリーのもののようだが、メーカー推奨のものではないため、公共保健省の見解通り有害性の高い可能性がある。
外国から個人使用目的で「電子たばこ」本体を持ち込んだ場合は見解が分かれる。所持しているだけであれば罰せられないという警察関係者と、輸入関税がかかっていないために罰則対象になると言う関係者もいる。いずれにせよ、タイ国内での「電子たばこ」使用は懲役刑、あるいは「電子たばこ」本体価格の数倍の罰金が科せられる可能性がある。2014年に閣議決定されている法案では輸入禁止措置に違反した場合、最高で10年の懲役、製品価格の5倍の罰金が科せられることになっている。タイへ渡航する「電子たばこ」ユーザーは要注意だ。
【執筆:高田胤臣】
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