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【ミャンマー】日本のIT企業が児童養育施設にPCルーム建設
配信日時:2017年2月13日 9時00分 [ ID:4094]

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ドリームトレインに完成したパソコンルームと図書室を備えた建物(ヤンゴン、ヒロケイ提供)

2017年2月13日、日本のIT企業がヤンゴンの児童養育施設に建設したパソコンルームと図書室が、子どもたちに利用されている。システム開発のヒロケイ(東京都江東区)が日本のNPOジャパンハートが支援する施設ドリームトレインに寄付したもので、1階に図書室、2階にはパソコンルームを備える。昨年から建設を進め、1月28日には開館式を開催、同時にエクセルなどの操作を教えるパソコン教室を実施した。

 ドリームトレインには、身寄りのない子どもら187人が暮らしているが、大人になって施設を出てからの経済的自立が課題となっている。また、発展著しいミャンマーではパソコンの普及が急速に進んでいる一方で、パソコン操作やITの技術を持つ人材が極端に不足している。パソコンルームを建設することで、子どもたちに就職の可能性を広げるのが目的だ。また、現地法人をヤンゴンに設立してミャンマー企業向けのシステム導入を行っているヒロケイの岡田辰生社長によると、ミャンマーでパソコン人材が増えることは将来的に同社のビジネスに寄与するという。

 同社は今後、この施設でパソコン教室を行うほか、ドリームトレインの子どもたちを対象に、ヤンゴンの現地法人でインターンをしてもらうことを計画している。

【執筆:KLH】

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