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タイ北部チェンライでマグニチュード6の地震=初体験の住民は大きなショック
配信日時:2014年5月6日 1時00分 [ ID:414]

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タイでは珍しい強い地震で崩壊した民家。

 2014年5月5日午後6時過ぎ、タイ北部、ミャンマーとラオスに国境を接するチェンライ県を中心にマグニチュード5.8を記録する、かなり大きな地震があった。

 地震の震源はチェンライ西部メイラオ地区の地下7.4キロ。周辺のチェンマイ、パヤオ、メーホンソンなどでも揺れが観測され、震源地から南へ800キロ離れた首都バンコクでも高層ビルで揺れが感じられたほか、ミャンマーのヤンゴンでも揺れを感じたというレポートが入っている。

 夜になっても強い余震が続いているが、これまで建物や道路の崩壊、崩落だけで、負傷者などの報告は入っていない模様。しかし、夕方起きたために多くの情報が入っていないことから、夜が明けて以降、山岳部の様子などが心配されている。

 タイは安定した大陸棚にある関係で、こうした強い地震は非常に珍しい。かつて2011年3月の東日本大震災の前後には、タイとミャンマーでも連続して地震が観測されたが、これほどの規模ではなかった。このため、タイの建物や道路などは地震考慮しない構造になっているために、被害が大きくなっていると思われる。

 現地住民は、ほとんど初体験の強い地震にショックを受けている模様で、崩れかけた家に入れずに屋外で一夜を明かす人も少なくない模様。

【翻訳/編集:そむちゃい吉田】

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