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ラオスフェスティバルが5月24~25日、東京の代々木公園で開催
配信日時:2014年5月20日 9時00分 [ ID:472]

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タイフェスに比べてまったりムード満載のラオスフェスティバル

 2014年5月24~25日、東京の代々木公園で第4回ラオスフェスティバルが開催される。開会式にはラオスからソムサワット・レンサワット副首相らが来日、出席する予定。

 タイの観光アピールイベントであるタイフェスティバルが、去る5月17日と18日に同じ代々木公園で行なわれたばかりだが、今週はメコン川を挟んだラオスが同じ代々木公園で自国の観光や物産のアピールを行なう。

 タイフェスティバルは今年も、最寄り駅のJR原宿駅が一時入場制限されるなど、毎年30~40万人もの人出で大混雑し、会場は移動するのにもひと苦労する状態。そのため、屋台に並ぶタイ料理を購入するにも数時間並ぶなど好評過ぎることが、かえって、評判を下げるという矛盾した状態になってきている。

 そんなタイフェスティバルに対して、ラオスフェスティバルは、現在のラオスそのままの雰囲気を醸し出した、のんびりしたムードが会場に漂う。回を重ねるごとに来場者も増えてきているが、料理を購入するために数時間も待たさせることもなく、ピクニック気分で何組ものラオス好きが、会場のアチコチでビヤラオで乾杯している。

 もとより、タイ料理との共通点も多いラオス料理。タイ好きからも「裏タイフェス」などといわれるほどのイベント。特にタイ東北部イサーン地方と共通する文化圏でもあり、モチ米(カオニャオ)はラオス語もそのままカオニャオ。ソムタム(パパイヤサラダ)はタムマックフンとして会場の屋台に並ぶ。またラオスに残るフランス統治時代の名残りとして、カオチー(フランスパン)は、本場フランスのよりも好きというファンがいるほど。

 ラオスフェスティバルは、2007年に第1回が開催されて、その後2010年、2012年に続いて4回目の開催となる。おりしも、ラオス本国では重要閣僚が墜落事故で死亡するなど、大変な事態になっているようだが、観光アピールとしてのフェスティバルには大きな影響はないはずだ。なお、このフェスティバルであげられた収益の一部は、ラオス国内で小学校建設のために寄付される。

【翻訳/編集:そむちゃい吉田】

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