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タイの鉄道は風情たっぷり=駅弁も楽しみのひとつ
配信日時:2014年5月21日 10時00分 [ ID:476]

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車内で雑魚寝をするタイの若者たち。

 2014年5月19日、タイの首都バンコク・ノーイ駅から西部カンチャナブリ駅行きの列車に乗った。タイ国内を安く移動する手段はバスと鉄道の2つがあるが、筆者は圧倒的に鉄道のほうが好きだ。そのため、鉄道が走っているところは、もちろん鉄道で移動し、鉄道が走っていないところだけ仕方なくバスで移動するようにしている。

 その理由はタイのバスは冷房が効き過ぎで寒い、テレビを大音量でつけていてうるさい、サービスエリアで何度か置き去りにされたことがある……などいくつもあるが、もっとも大きいのは鉄道のほうが風情たっぷりであるということ。鉄道の車窓に広がるタイの牧歌的な田園風景はいつまで見ていても見飽きることがない。

 駅弁も楽しみのひとつだ。駅に止まるたびに売り子が車内に乗り込んできてさまざまなものを販売する。バナナの葉に包まれたミニ弁当、ガイヤーン(鶏の炭火焼)、氷水の中でキンキンに冷やされた缶ビール……などだ。

 寝台列車には食堂車も備えられている。夕食時にはディスコミュージックがガンガンにかけられ、乗客同士の交流の場として盛り上がることもある。


【取材/撮影:小林ていじ】

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