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【フィリピン】特攻隊・神風東飛行場平和記念碑の碑文ー正しい歴史認識を持つことは重要
配信日時:2018年6月8日 9時15分 [ ID:5068]
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2018年6月8日、関西からの直行便が就航して便利に行きやすくなったクラーク(ルソン島北部パンパンガ)。クラーク観光事務所が、ぜひ日本人に知ってもらいたいと考えているスポットは「神風東飛行場平和記念碑や、マバラカット飛行場跡」だ。特攻隊に対する当時のフィリピン人の評価は、神であり英雄だった。
飛行場跡の碑文には、『本場所は、第二次世界大戦中、日本最初の神風特別攻撃隊が飛び立ったマバラカット東飛行場の跡である。1944年10月20日、神風特別攻撃隊は海軍中将大西瀧治郎により此処ルソン島パンパンガ州マバラカットに於いて創設された。
同攻撃隊の最初の志願隊員は、当時マバラカットに駐留していた日本帝国海軍第一航空艦隊・201航空隊に 所属する玉井浅一中佐麾下の23名のパイロット達であり、敷島隊・大和隊・朝日隊・山桜隊の4隊に分けられ、関行男大尉が全体の隊長に任命された。
1944年10月25日朝7時25分、関行男大尉は中野盤雄一飛曹、谷暢夫一飛曹、永峰肇飛長及び大黒繁男上飛の敷島隊を率いてこの東飛行場から飛び立った。同日午前10時45分、レイテ島沖の米機動部隊に対し同敷島隊は攻撃を開始、関機が先ず最初に米空母セント・ローに体当たりした。同艦は炎上、20分後に沈没した。
他の隊員も全員体当たりを果たし、米空母カリニン・ベイ、キトカン・ベイ、サンガモン、サンティー、スワニー及びホワイト・プレーを大破あるいは中破させ、米軍に多大な損害を与えた。
成功裡に終わったこの最初の神風特別攻撃は、当時敷島隊を空から掩護・誘導した西澤広義飛曹長ー103名の米軍撃墜死が確認されている、日本の撃墜王と言われた名パイロットによって目撃・報告されている。戦後、多くの戦争歴史研究者が関行男大尉を世界最初の人間爆弾であったと公に認めている。
(注記)
マバラカット観光局(MTO)が神風平和記念廟の建立を推進した理由は、神風特別攻撃隊の栄光を称賛する為
ではなく、その歴史的事実を通じて世界の民族に平和と友好の尊さを訴える為である。神風平和記念廟が神風特別攻撃隊のような不幸な出来事を二度と繰り返さないと誓う場所となることを祈念する。マバラカット観光局長 ガイ”インドラ”ヒルベロ』と記載されている。
小学館発刊のSapio 2000年12月20日号に『神風特攻隊はフィリピンで英雄だった ・現地の「神風特別攻撃隊慰霊祭」で目撃した「日本軍-もうひとつの真実」 ジャーナリスト 井上和彦 著』で詳しくリポートされている。正しい歴史認識を持つことはとても重要だ。今年、日本人戦没者のフィリピンでの遺骨収集は、8年ぶり再開される。
(取材協力・Clark Development Corporation (Tourism Office) and Department of Tourism Region 3)
【編集:Eula Casinillo】
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