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【ミャンマー】日本文化広める拠点が誕生、「ヤンゴン日本文化センター」、人気の韓流に対抗
配信日時:2019年1月31日 9時15分 [ ID:5475]

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ミャンマー人らの前で尺八など和楽器を披露する奏者(ヤンゴン、撮影:北角裕樹)

 2019年1月24日、国際交流基金はミャンマーで日本語や日本文化を広める拠点となる「ヤンゴン日本文化センター」を設置し、同日オープン式典を開いた。日本の古典文化やポップカルチャーを伝える施設で、同基金が開設するのは世界で25カ所目になるという。2月中旬から本格運用する。

 同センターは、元外国公館でもあったコロニアル様式の2階建ての建物を改装した。映画の上映や展示会を開く多目的スペースを設けた。同基金は今後、この施設を中心に日本文化の紹介や、ミャンマーの文化人の育成などのイベントを行う。同日の式典では和太鼓や三味線といった日本の音楽を披露した。

 ミャンマーでは、ドラマやダンスグループなど韓国のポップカルチャーが流行し、その影響もあって韓国ブランドの化粧品などが人気を博している。日本政府は、アジアで韓国に後れを取っている現状を挽回するため、アジアでの日本文化の振興に力を入れてきている。同基金は、ミャンマーで日本企業の進出などで急速に学習者が増えている日本語の普及も後押しする。同基金では同センターのほか、2014年に立ち上げたアジアセンターなどがミャンマーを含むアジア各地で文化イベントの助成などを行っている。

【取材/執筆:北角裕樹】

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