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丸紅、カンボジアの送電事業に参画=日本企業として初めての電力事業案件
配信日時:2014年6月3日 15時01分 [ ID:559]

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カンボジア唯一の深海港であるシアヌークビル。

 2014年6月2日、丸紅は、マレーシアのHNG Capital 株式会社(以下、HNG Capital)傘下で、カンボジアのシアヌークビルにて石炭火力発電所(100MW=メガワット)を保有・運営するCambodian Energy Limited(以下、CEL)およびコンポンチャム―ノースプノンペン間の送変電設備を保有・運営するCambodian Transmission Limited(以下、CTL)双方の持株会社の株式20%を取得する株式売買契約を締結したと発表した。

 HNG Capitalを持株会社とするLeaderグループは、カンボジアでは1990年代より発電事業を手がける外資独立系発電事業者(IPP)で、2000年代後半より、CEL、CTL開発を実施。両案件とも2013年に商業運転を開始したが、操業能力強化のためパートナーを探しており、カンボジア電力市場への進出を目指す丸紅との間で連携方針が合致し、この度の契約締結となった。

 本件は、日本企業がカンボジアで手がける初めての電力事業案件で、丸紅は、CEL、CTLを通じてカンボジアに安定した電力を供給し、同国の発展に貢献する。

 送電線網を活用したメコン川流域への電力供給も視野に入れ、今後も需要の伸長が予想される同国電力事業での取り組みを強化し、事業拡大を目指す。

【翻訳/編集:YK】

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