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三井物産、マレーシアの超々臨界圧石炭火力発電事業へ参画
配信日時:2014年6月5日 15時46分 [ ID:567]

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石炭火力発電効率の推移。実用化されている超々臨界圧方式が一番効率が良い。

 2014年6月4日、三井物産は、マレーシア政府の投資会社1マレーシア・ディベロップメント株式会社(以下、1MDB)と共同事業会社を設立し、マレーシアで超々臨界石炭火力発電所の建設・運営を行なうと発表した。

 三井物産は、マレーシア政府が実施する独立系発電事業者(以下、IPP)に対する国際競争入札に参加。6月3日、外資事業者として初めてマレーシア政府エネルギー委員会から事業権の受注通知を受けた。

 マレーシア半島部ヌグリ・スンビラン州ジマ地区に発電容量2GW(1ギガワット×2基)の発電効率の高い超々臨界圧石炭火力発電所を新規に建設・保守・運営し、マレーシア国営電力会社(以下、TNB)と結ぶ25年間の売電契約に基づき、TNBに電力を販売する。

 総事業費約33億ドル(約3300億円)を見込み、設計・調達・建設(EPC)業者として、IHI、東芝、現代エンジニアリング(韓国)、現代建設(韓国)からなるコンソーシアムを結成。2018年11月に1号機、2019年5月に2号機の商業運転開始を予定している。


【翻訳/編集:YK】

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