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タイ軍政、高速鉄道網の建設計画推進を決定=撤回の方向から一転 中国からの圧力か?
配信日時:2014年6月13日 12時42分 [ ID:596]

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中国鉄道展示会を訪れた際のインラック前首相。軍事政権が計画を承認したのは、中国からの影響もあると囁かれている。

 2014年6月13日、タイ軍事政権は、インラック政権時に承認された高速鉄道計画について、計画の続行を決めた、とタイの英字紙が報じている。

 今回の決定は、軍事政権によるタクシン派粛清の動きから見て、大方の予想を覆す決定だった。この計画案は、鉄道計画について1兆2000億バーツ(約3兆6000億円)の建設予算の他に、空路や陸路のインフラ整備も含まれており、空港のインフラ整備などについて追加予算も組み込まれ、総額は3兆バーツ(約9兆円)に上っている。

 また、広報官の発表では、19日に計画の細部についての検討が行なわれることになっており、予算はさらに膨れ上がることも予想されるが、2022年度までの完成を目指すという。

 高速鉄道は、全長距離1364キロメートルで6路線が複線で建設される。また、バンコクの2つの空港についても拡張や管制塔の新設が行なわれる。さらに、タイ国際航空の新しい航空機導入にかかる予算も含まれる。

【翻訳/編集:そむちゃい吉田】

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