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学生7人がラカイン州内戦のデモで懲役1カ月 「表現の自由制限」と被告側
配信日時:2020年3月26日 10時30分 [ ID:6253]

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裁判所の前の警備員ら(撮影:リンニャントゥン)

 2020年3月25日、ミャンマーの最大都市ヤンゴンで、ラカイン州の内戦に反対する違法なデモを行ったとして、ビルマ全国学生連合(バカタ)のメンバーの学生7人が和平的集会法違反罪で懲役1カ月の有罪判決を受けた。学生らは内戦で学校が攻撃目標とされていることや、ラカイン州やチン州で内戦を理由にインターネットが切断されていることなどに抗議していた。

 学生らは2月23日、ヤンゴンのレーダンで無許可でデモを行ったという。バカタは、全国の学校の学生組織を取りまとめる中央組織で、教育の改善などを求めている。

 25日のヤンゴンのカマユ郡区裁判所で行われた判決言い渡しでは、被告の学生らは裁判官に背を向けて着席して、抗議の意を表した。裁判所は、被告らが護送車で到着する前から、数十人の警官に囲まれ、厳重な警備態勢。通常は裁判当日は面会が許されるが、この日は許可されず、家族らが面会を求めて抗議する一幕もあった。

 被告を支援に来たバカタのメンバーのサイトーウイン氏は「懲役判決は重すぎて不公平だ。政府は民主主義と言うが、表現の自由は制限されたままだ」と話した。

 現在、ラカイン州ではミャンマー国軍とアラカン軍(AA)の戦闘激化で、子供を含む一般市民に被害が出ている。また、インターネットが切断されていることで、新型コロナウイルスなどの情報が行き渡らないと懸念されている。


【取材/執筆:リンニャントゥン】

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