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JFEエンジニアリング、インドネシアとインドに拠点を設置
配信日時:2014年7月1日 10時00分 [ ID:655]

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インドのトランスペアレント・システム社のホームページ。

 2014年6月26日、環境・エネルギー・産業機械のJFEエンジニアリングは、インドネシアおよびインドの2か国において、現地企業および部門の買収により、計画設計から受注後におけるプロジェクト・マネジメントのエンジニア派遣までを行なう拠点を設立すると発表した。

 インドネシアでは、中堅の設計コンサルタント会社であるPTエネルコン社の発行株式の55%を取得した。同社は1995年の設立以来、同国内の資源開発事業者からの委託により、原油・天然ガスの生産設備やパイプラインなどの事業計画(FS)・基本計画(FEED)などを手がけ、高い信頼を得ている。

 今後、計画・設計に強みを持つPTエネルコン社と建設・メンテナンスに強みを持つ現地法人PT、JFEエンジニアリング・インドネシア両社のシナジーを最大限に発揮し、投資が活発化している同国の原油・天然ガス生産設備やパイプライン、地熱発電設備などに積極的に取り組み、海外のエネルギーインフラ建設のエンジニアリング拠点として成長させる。

 インドでは、現地法人のJFEエンジニアリング・インド(100%子会社)を通じて、インド国内のセメント工場向け廃熱回収設備の設計・施工でトップシェアを持つトランスペアレント・システム社の廃棄物発電プラントの設計に向けたエンジニアリング部門を買収し、新たにマハラーシュトラ州プネ市にエンジニアリングセンターを設立する。

 新たなセンターは、インド有数の学園都市であるプネ市に拠点を置き、約50名の体制で、廃棄物発電における見積り・設計からプロジェクトマネジメントまでを一貫して行なう。今後、この地域に集まる優秀な人材を増強してゆき、アジア各国で急激な都市化に伴い深刻化する廃棄物処理に関して、地域に適した技術提案などを進め廃棄物発電プラントの市場開拓を加速する。


【編集:YK】

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