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【タイ】ろうそく祭りがスタート―東北部ウボンラチャタニー県
配信日時:2014年7月2日 16時01分 [ ID:665]

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パーテム国立公園に林立するキノコ型の奇岩がかつてここが海底だったという名残り。そして、周辺には先史人類の壁画が残る。

 2014年7月1日、ラオスとカンボジアに国境を接するタイ東北部ウボンラチャタニー県で、毎年恒例のろうそく祭りが始まった。今年は県政222周年ということもあり、例年よりも長期間に渡って開催される。

 ウボンラチャタニー県は、略してウボンとも呼ばれ、バンコクから北北東へ約630キロメートルにあるタイの最東部の都市。東にはラオス、南にはカンボジアに接している。

 古代先史時代の人類が残した壁画やキノコ型の奇岩があるパーデーム国立公園や、メコン川とムーン川が交わり、時期によっては川が2色に流れる険しい岩底の景観のケーンタナ国立公園を擁する。

 そして、県最大の祭りが、入安居(カオパンサー)に合わせて開催されるろうそく祭りだ。

 タイには、村や地域ごとに寺院があるが、このウボンではその地域ごとの寺が中心となって、ろうそくで山車(だし)を作る。主には仏教説話に基づいて製作される彫像は、芸術品と言って過言ではない。

 また、この地域ではタイ東北部イサーンを代表する伝統歌謡モーラムが盛んでもあり、多くの有名歌手を輩出している。そして彼らのほとんどが美男美女ぞろいとあって、ごく一部ではあるが、密かに隠れた美人の産地として知られている。

 期間中、街はタイ全土はもとより外国からの観光客で溢れかえり、パレードやモーラムなどの歌謡ショーや出し物が連日連夜繰り広げられる。

 タイ政府観光庁によると祭りのスケジュールは以下の通りだ。


■7月1~14日
ウボンラーチャターニー国際博物館にて国際キャンドル彫刻の関連イベント開催
■7月9日
キャンドル・フェスティバル2014」オープニング・セレモニー及びキャンドルと仏教関連イベントの開催 
■7月10~12日
旧市庁舎前にて、ナイトマーケットの開催
■7月11~13日
有名な伝統シルク織物の"Baan Kam Pun"(カムプンの家)を特別公開
■7月11日
Sunee Grand Hotelにて、キャンドル・フェスティバル・ビューティ・コンテスト&ガラディナー
トゥンシームアン公営公園にて、グランド・キャンドルの展示 
■7月11~12日
シリウボンラッタナラーム寺院前にて、ライト&サウンドショーとナイト・キャンドル・パレード
■7月12日
シリウボンラッタナラーム寺院前にて、キャンドル・パレードのスタートセレモニー及びパレード

【執筆:そむちゃい吉田】

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