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【フィリピン】新型コロナ感染拡大防止対策で、ドゥテルテ大統領がマスク無償配布を指示
配信日時:2020年9月18日 6時15分 [ ID:6670]

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布製マスクを路上で販売する様子

 2020年9月16日、フィリピンのドゥテルテ大統領は、新型コロナ感染拡大防止対策の一つとして、マスクを無償配布するよう指示した。

 フィリピンでは、マスク+フェイスシールドの着用を義務化し、違反者へのペナルティも科している。汗でマスクが湿ってしまい息苦しくなることも多く、マスクの着用率を上げるには快適なマスクが必要だ。

 東南アジアで一番感染確認者累計が多いフィリピンでは、3月中旬からマニラ首都圏で移動制限(ロックダウン)を始め、規制のレベルを変更するなどはしているが、6カ月以上が経過しており経済への打撃は日々深刻化している。

 マスクの無償配布は、大統領官房(PMS)が全体を統括し、貿易産業省、保健省、予算管理省、技術教育技能開発庁(TESDA)、社会福祉開発省の6機関が連携して実行する。

 布製マスクは、フィリピン国内で生産されていたが、不織布マスクは中国からの輸入製品がほとんど。国内生産に切り替えることで国内での就業機会を増やしていきたいとしている。障がい者や貧困層から配布をスタートさせる考えだ。

 新型コロナ感染確認者は、毎日3,000~4,000人程度増えており月内に累計感染確認者は30万人を超えると見られている。死亡率は1.6~1.7パーセント。ほとんどの感染者は軽症か無症状。

【編集:Eula Casinillo】

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