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平井正昭氏・エストニアを舞台にした詐欺的事件ー姑息な部分が見え隠れ日本版玉葱男か!
配信日時:2020年11月11日 7時00分 [ ID:6789]

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エストニアのイメージ 

 2020年11月10日、東京地方裁判所704号法廷(稲玉祐裁判官)で、平井正昭氏に損害賠償を求める2回目の公判が行われた。

 遅刻して出廷した平井正昭氏は、終始伏し目がちで原告と目を合わせようとしなかった。前回、裁判官から指示され提出した供述書は、曖昧な部分が多く、裁判官からの質問にはしどろもどろになる事が多かった。また論点をすり替えようとするなど、姑息な部分が見え隠れし、日本版玉葱男の様だった。

 平井正昭氏は、資本金・約1億円でエストニアに会社を設立するので、10%にあたる約1000万円を出資して欲しいと原告に懇願し、原告が1000万円の現金を平井正昭氏に預けたが、株式の譲渡が実行されなかったため1000万円の返還を求めたものだ。

 原告側の調べで、約1億円の資本金で設立したとされた会社は、30万円の資本金で設立されていたことが分かった。平井正昭は、原告から預かった1000万円はエストニアに送金したとしているが、具体的な送金方法や送金日は明らかにしなかった。

 平井正昭氏(Gホールディング株式会社・東京都千代田区外神田6-2-8)は複数の法人を設立し、エストニアなど海外を舞台に、詐欺的行為に近い実現性の低い投資案件を紹介し、多くの投資家から資金を集めていた。

 暗号通貨アースパワーコインのICOでは、韓国の取引所で上場すると告知していたが、途中からシンガポールで株式の上場を行うと公言していた。フィリピンでのビジネスも、ドゥテルテ大統領ファミリーと親しげであることをアピールしていたが、権威を利用した架空の作り話ではないかとの見方もある。原告側は、平井正昭氏が民事裁判に真摯に向き合わない場合、詐欺事件として刑事告訴も辞さない構えだ。

【編集:LK】

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