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韓国が注視する! 福島原子力発電所の汚染水 海洋投棄問題
配信日時:2020年12月14日 10時30分 [ ID:6842]

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韓国のイメージ

 2020年12月、日本政府は、東日本大震災で被災し、大規模事故を起こした東京電力福島原子力発電所の汚染水を、海洋投棄しても問題ないとしている。確かに、発電所内で貯めておくことは、震災から10年を迎えようとしている今、かなり難しくなっている。

 汚染水処理も完璧だということで、東京オリンピック招致も成功した。しかし、原発の事故ならば、ソ連のチェルノブイリは未だに人は入れない状態だ。日本政府がどんなに安全性を言っても、国際社会はもとより、多くの日本人が疑心暗鬼の中にいる。

 韓国政府は、日本政府や国際原子力機構(IAEA)、そして国際社会全般に対して、より明確な情報共有と検証の必要性を求めている。「日本政府は、汚染水をどんな方法でどのように捨てるのか。捨てようとする計画の情報共有の要請をする。仮に決定がなされれば、どのような検証方法が適しているのか、関係各所と話を行っている」と韓国外交部は語る。これは、国際法に基づき、国連海洋法協約に従った権利だとも。

 一番近い隣国。汚染水が汚染されたままで流されて、韓国の漁業にも暗い影を落とす。それは、慰安婦や徴用工のような言いがかりではない。少なくとも、健康と環境に及ぼす影響が、各国の基準以下であることは、韓国のみならず、日本国民にも説明し約束をしてからでなければならない。

 海は、漁業上は200海里というエリアがあるが、誰の所有物でもない。強いて言えば、世界全部の共有物であり、日本のものでも、韓国のものでもない。

 日本政府は汚染水の処理方法と時期を明確にはしていない。それは、敵である韓国に教えないというだけでなく、日本国民にも知らされていない。ただ、粛々と進められてはいると推測できる。

 韓国の主張は、珍しくもっともだ。日本国民も知りたいので、もっともっと圧力をかけて欲しい。但し、汚染水が放出されてから、韓国国民がやたら病気になったとなどと言いがかりは、無しで。

【編集:fa】

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