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タイ・プレー県に、多目的消防車の支援を決定ー在チェンマイ日本総領事館
配信日時:2021年3月5日 9時00分 [ ID:6974]

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サイアップ地区行政機構長のテーン・インター氏(左)、松本洋総領事(右)

 2021年3月4日、在チェンマイ日本総領事館は「プレー県ソーン郡サイアップ地区災害対策能力強化計画」への支援を決定し、松本洋総領事とサイアップ地区行政機構長のテーン・インター氏との間で署名式を行った。

 サイアップ地区は、プレー県の中心地から約87キロ離れた場所に位置。管轄エリアは790キロ平方メートルと広大で、その90%が山林だ。国立森林公園を含む山林地帯で乾季に、多くの山火事が起きている。煙害も含めて深刻な社会問題となっている。

 住居の多くは山岳民族伝統の簡素な木造家屋で、火災に脆弱。その他にも、多くの村落で山水を生活用水に使っており、降雨量の影響を直接受けやすく、特に乾季に深刻な水不足となっている

 こうした状況にも関わらず、現在は13年使用して老朽化が進んだ消防車が1台あるのみ。災害対策能力の強化が喫緊の課題となっていた。

 在チェンマイ日本総領事館は、サイアップ地区行政機構の多目的消防車1台の整備にかかる総額3,010,000バーツ(約1,047万円)の支援を決定した。多目的消防車1台を整備することで、消防・給水・散水活動が迅速かつ広範囲に行われ、同地区の災害対策能力が強化されることが期待される。

【編集:LF】

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