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人権を守れって…それは大統領自身が守って欲しいってこと? 韓国
配信日時:2021年5月19日 5時00分 [ ID:7099]

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韓国のイメージ

 2021年5月21日、米韓首脳会議が予定されている。これを前にして、早くも両国の価値観の違いが、より鮮明に浮き彫りになっている。

 韓国政府としては、アメリカがこの会議で「人権問題を持ち出すならば、北は敵対視政策だと考える」と主張する。対話ムードが難しくなると言うのだ。その上で、バイデン政権が対北特別代表ではなく人権大使を任命すべきだとしている。その背景には、アメリカ政府の非核化とのちの補償を同時に提示されると、韓国のメンツが立たないということだ。

 アメリカとしては、「北朝鮮政権は自国民から搾取し、核と弾道武器プログラムを強化するために、住民に使うべき資源を転用することに対して責任がある」と主張する。あくまでも、北朝鮮国民の人権を守るためには、武装強化はすべきではないと並列で考えている。

 結局、今の文政権は、北朝鮮と仲良くなることが何よりも最優先である。それはアメリカとの友好化よりも大切なことだ。会談の席で、北朝鮮の話しはできればしてほしくない。できれば、自分の支持率が上がる項目だけを話題にしてほしい。

 さらにとても些細なことも言っている。ハンバーガーはノーサンキュウ。日本の首相はそんな扱いが妥当だが、自分には晩餐会か、でなければきちんとした昼食会、でなければ、バイデン氏の行きつけの店でランチしながらの会談を望んでいる。

 あくまでも、アメリカと韓国の友好関係確認ではなく、文大統領がクローズアップされることがメインだ。

アメリカは、中国との関係がチラつく、北朝鮮の動きを封じられるのは「最前線にいる」韓国が、世界の盾になって欲しい~それぐらいしか価値がないとの認識だ。

 国がどうすべきかより、文氏の待遇と北朝鮮の顔色をうかがう韓国と、アメリカは、本当に首脳会談が必要なのだろうか。少なくとも、アメリカは、ドタキャンしても、誰も文句は言わないと思うのだが。


【編集:fa】

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