マレーシア・シンガポールのニュース

【マレーシア】マレーシア航空機撃墜=ウクライナ軍輸送機と誤認
配信日時:2014年7月20日 21時58分 [ ID:715]

このエントリーをはてなブックマークに追加

写真をクリックすると次の写真に切り替わります。

マレーシア航空 ボーイング777型機。

 2014年7月20日、ウクライナ東部上空1万メートルで17日墜落したマレーシア航空MH17便・アムステルダム発クアラルンプール行き(乗客283名、乗員15名、ボーイング777)について、航空関係者が明らかにしたところによると、ドネツク州の親露派武装勢力「ドネツク人民共和国(Donetsk People's Republic)」が、ウクライナ軍の「アントノフ26(An-26)型輸送機」と誤認してして、ミサイルを発射させ撃墜した可能性が高いと言う。

 民間機にはミサイルの接近を知らせるシステムは無いため、ミサイルに撃墜されるまで、パイロットも気がつかなかったためSOSを出せずに、消息を絶った。

 3月に消息を絶ち、インド洋周辺で行方不明のままとなっているMH370便事件に続き、マレーシア航空は悲劇に見舞われた。MH17便の航路について、最短ルートで燃料を節約することを優先してしまい、戦闘地域を迂回するルートをなぜ選択しなかったのかという批判が強い。以前は、安全な航空会社とのイメージが強かったが、心理的な側面からマレーシア航空の利用を避ける乗客が大きく増えており、深刻な経営危機は避けられないとの見方が強まっている。LCCのエア・アジアに飲み込まれてしまうのではないかとの声も聞かれる。


【編集:朝日音然】

マレーシア・シンガポールの新着ニュース